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また友人を失った
メールが届いて嫌な予感がした
予感じゃない。松田の命の危機を確信した
すぐさま連絡したのは松田の彼女
彼女にもメールは届いていたようで既にボロボロと涙を流している状態だった
俺が守らないと…
そう思った
____________
喪服で隣に立つ彼女
目には光がなかった
あれからどれ程泣いたんだろう
松田と彼女は中学校の同級生で
ずっと両片想いを続けていたらしい
付き合い出したのは松田が警察学校を卒業し、警察になったあとだった
お互い忙しいってのに毎日惚気話を聞かされていたな…
それは松田からだけでなく、彼女からもだった
彼女を紹介されて、なにかあった時に、と交換した連絡先
飲み会には毎回松田を迎えにきていた彼女
ベロンベロンに酔った松田にひっつかれて照れ笑いしている彼女
羨ましい
と、心のどこかで思っていた
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作者名:芽衣美 | 作成日時:2019年4月19日 23時