2861話 ページ12
「え、何？どうしたの？」
気づいていない園子は俺と蘭を交互に見やる。
『…誰かに監視されてる。気づいてないフリをして』
「え⁉わ、わかった…」
そう言うものの、そわそわしてしまう園子。
『蘭さん、ごめん。いろいろあって、気配察知とか出来なくなっちゃって…。相手が誰か、何人いるかも把握できない。もし何かあったら、協力して』
「もちろんです！」
蘭の強さは知っているし、いざというときは頼っていいだろう。
相手が銃とかを持っていなければ、だけど。
黒ずくめの組織でなことは分かる。
奴らの殺気はもっと冷たい。
一応、万が一の時のために零さんにも連絡をしておくか。
それにしても…米花デパートに来ると何かしら起こる気がする…。
俺にとって呪われた場所かも。
「…この後、どうします？」
『とりあえず普通に。相手もこんなに人が多い場所では簡単に手を出してこないはず。何が狙いかは分からないけど、バラバラにはならないように』
「せっかく恋バナ女子会楽しんでたのに…」
『…園子さん。毎回俺を女子枠に入れるのやめてね』
「えへへ…。だって黒瀬さんも、恋愛面では結構純粋だし…つい」
いろいろドロドロしたことばかり経験しているが、女子高生にする話ではない。
「――あ、そういえば来週北海道に行くんです」
相手を気にしないようにするためか、蘭が突然そんなことをきり出した。
『北海道？』
「服部くんが剣道の大会に出るんだって。和葉ちゃんから、一緒に応援に行ってくれないかって相談があって、コナンくんとお父さんも一緒に」
「私も一緒に行きたかったんだけど、あいにく用事があって…」
「都合が合えば、黒瀬さんも安室さんと一緒にどうですか？来週なら、北海道はちょうど桜が見頃だし…五稜郭とか函館山から見る景色はデートスポットにも最適だし！」
一緒に行きたいけど、難しいだろうなぁ。
『うーん、一応帰ったら聞いてみるけど、あまり期待はしないでおいて』
「蘭は旦那から返事はあったの？」
「事件があるから無理だって。分かってたことだけど…。だから私、今回は服部くんと和葉ちゃんの進展を全力でサポートするつもり！」
拳を握って意気込む蘭。
進展…すんのかなぁ…。
にしても、そのメンバーでの北海道なんて、絶対何か起きるじゃん。
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096 - ソラさん» 100万ドル編もどうぞお楽しみください！ (2月6日 22時) (
レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 五稜郭！！映画で爆発を免れた貴重な観光地！！ (2月6日 8時) (レス) @page19 id: bfea559a39 (このIDを非表示/違反報告)
096 - ソラさん» こればかりは仕方ないですね…。いろんな意見があるとは思いますが、私は変わらず降谷零を推していくだけです。 (1月19日 22時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 古谷さんが恋しい…… (1月18日 20時) (レス) @page1 id: bfea559a39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2025年1月18日 15時
