206話 仲の悪いガールズバンド ページ7
「な、なんだ、そういうこと…」
「でもちょっと残念」
残念がらないで、蘭さん…。
誤解はすぐに解けたが、蘭と園子はやけに落ち込んでいた。
「すみません。通用するか、試してしまって」
「いいえ！でも、納得してくれると思いますよ！だって2人、本当にお似合いですもん！ね、蘭！」
「うん。大丈夫だと思います」
大丈夫じゃないです…。
「苦労してんだな、オメーも…」
再び頭を抱えた俺に、コナンが哀れみの目を向けてくる。
「それなら、僕が恋人役やってもいいよ？」
思ってもないところからの言葉に思わず顔を上げた。
『え、世良さん…？』
「僕もこれでも探偵だしさ、依頼してくれたら僕が恋人役やるし、高校生がダメなら、女の人紹介するし」
そうか、この子も探偵。
…近くで顔見たの初めてだけど、この子…誰かに似てる…、目元が…。
じっと世良を見つめていると、目の前にカフェラテが置かれた。
「Aさんは僕に依頼をしてきたので、僕が最後まで責任持って依頼をこなしますよ」
にこりと世良に微笑んだ安室さんだが、目が笑ってない。
「ふぅん？あんたぐらいのイケメンなら、女の知り合いいっぱいいるだろ？紹介してあげたらいいんじゃないの？」
なぜかバチバチと火花を散らし始めた2人に、話題を変えようと話を逸らした。
『そ、そういえば、今日は遊びに来たの？』
「あ、そうだった！今日は皆に提案があってここにお茶しにきたのよ！」
思い出したように話し始めた園子にホッと息をつく。
「バンドだよ、バンド!!」
バンドってまた…突拍子もない…。
「ウチら３人で、女子高生バンドやろ！」
園子と蘭と世良の３人で女子高生バンド、ねぇ…。
まだ湯気の立つカフェラテを、ふーふーと冷ましながら飲む。
美味しい…。
「昨夜やってた映画に出てくる女子高生バンドがヤバカワでさー」
「それで？園子姉ちゃんは何の楽器やるの？」
「ドラムに決まってんでしょー!!」
「じゃあ私は…」
「蘭は黒髪ロングだからベースよ、ベース！」
どういう基準なんだ…。
「で、でも私…ベースなんて弾いたことないよ？」
「蘭姉ちゃんはピアノの方が得意だよね？」
「僕がベースをやろうか？昔、兄貴の友人にちょっと教わったことあるし…」
…兄貴？
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優(プロフ) - わかりました！返信ありがとうございます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 優さん» コメントありがとうございます！この作品は、主人公受けとなっております！ですが、細かい描写はございません。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - これって、黒瀬さんと零さん、どっちがネコとかありますか？ (2019年5月7日 2時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» 報告ありがとうございます！！確認不足でした...！修正させていただきました！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告：247話 - 真純ちゃんの純の字が、澄になってます。 (2019年4月30日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年4月10日 21時
