212話 仲の悪いガールズバンド ページ13
「Aさん？」
『えっ』
ハッと顔を上げると、部屋には俺と安室さんしかいなかった。
『あ、あれ？みんなは…？』
「もう一度３人のボディーチェックをすることになって、下に行きましたよ。どうかしましたか？ボーっとして」
『いや、ちょっとお腹空いただけで。俺たちも行きましょうか』
笑顔を作って部屋を出ようとすると、腕をつかまれた。
『…安室さん？』
「僕も、貴方の嘘を見破れるようになってきました」
『俺の嘘…？』
「嘘をつくとき、貴方はいつも無理に笑顔を作りますから」
『…そう、なんですね…。知らなかった』
今まで、誰にも指摘されたことなかったのに。
『…よく見てますね』
「…Aさんは、目が離せない人ですから」
まだ俺は監視対象ってことか…。
「疲れているなら、先に帰りますか？」
『大丈夫です。ささっと解決させて、一緒に帰りましょう？』
「そうですね」
これから嘘をつくときは気をつけないと…。
そんなことを考えながら、俺たちは地下の休憩所に向かった。
・
さらに話を聞くと、このガールズバンドには首頭朱音さんというボーカルがいて、彼女は事故で亡くなってしまったらしい。
「ねぇお姉さんたち。誰が最初にバンドやろって言い出したの？」
ついにコナンが動き出した。
「萩江だよ。私ら女子大の同級生だったんだけど「いいボーカル見つけた」って朱音を連れて来てバンドを始めたんだ」
「スタジオで撮ったっていう練習の動画観たいなー！」
「いいわよ！練習してないときは電源切ってたから、さすがに犯人とかは映ってないけど…」
キーボードの小暮さんがスマホを操作して画面を見せてくれた。
覗きこむと、縦ラインで映りこむ４人の姿があった。
「なんで縦なんだ？」
「横の方が納まりがいい気がしますが…」
「横だと足が切れちゃうから…」
画面を縦にした理由…、そうか、…なるほど。そういうことか。
コナンも安室さんも世良も、分かったらしい。
未だに凶器を探している警察だが、凶器はすでにここにはない。
警察が持ち出してしまったのだから。
それを伝えるために、コナンたちは目暮警部達を呼びに部屋を出た。
世良と安室さんも後に続く。
みんなで行動しなくてもいいのに…。
俺は部屋で待っているか…、と壁に背を預けて戸惑った様子の３人のガールズバンドを見つめた。
・
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優(プロフ) - わかりました！返信ありがとうございます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 優さん» コメントありがとうございます！この作品は、主人公受けとなっております！ですが、細かい描写はございません。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - これって、黒瀬さんと零さん、どっちがネコとかありますか？ (2019年5月7日 2時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» 報告ありがとうございます！！確認不足でした...！修正させていただきました！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告：247話 - 真純ちゃんの純の字が、澄になってます。 (2019年4月30日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年4月10日 21時
