【名探偵コナン】異世界の訪問者33《男主》

1734話 ページ35

「それチョコパフェ？美味しい？」

『美味しいけど、俺のはこっち。快斗、一口食べた？』

「あ、ああ。食べた。サンキュー」



快斗が俺のイチゴパフェも一口食べたことを確認し、再びトレードする。





「へぇ〜、仲いいんだ。どういう関係？快斗くん高校生なのに」

『こいつが小さいころからたまに面倒見てたんだよ』


本当のことなんて言えるわけがないので、適当な嘘をつく。





「近所のお兄ちゃんってやつだ。俺もパフェ食べよ〜」


当たり前のように俺たちの卓のインターフォンを押し、抹茶パフェを注文する氷上。




向かいの快斗がどうしたらいいのか、というような視線を送ってくるので、諦めろと目で訴えた。







『…撮影って、新しいドラマか？』

「ううん。今度、曲出すの。それのMV撮影」

『歌手も始めんのか』

「最近はそういう俳優も多いじゃん？Aちゃんも歌ったし。あ、快斗くんはシロツメクサ見てた？」

「あ、見てました。だから2人が並んでると変な感じ」

「なかなか見れない2ショットだから目に焼き付けときなー」

『お前頻繁に俺の前に現れるだろ。今みたいに』


まさかドラマ撮影後にもこんなに会うとは思ってなかったし。






「あ、そうだ。今度やるフェスにゲスト出演してデビュー曲お披露目するんだけど、2人も来る？チケットあるよ」

『俺はいいから、快斗に2枚やって。彼女と行きなよ』

「ば…っ！だから彼女じゃ…！」

「へー！快斗くん彼女いるんだ！やるぅ！じゃあ、その彼女の分と2枚あげる。Aちゃんにもあげるね〜。ちょうど今3枚あるから。あ。…あの人の分も欲しかったら連絡して」



零さんがライブに行くわけないと思うけど…。











・

1735話→←1733話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す