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1710話 キッドVS高明 狙われた唇 ページ11

「とにかく今すぐ返して!あのコンクパールは祖父が祖母に贈ったマリッジリングの宝石でもあるんだから!っ…先日亡くなった祖母の棺に入れて、天国に持っていってもらいたいんだからね!」



…どうやら今回も、キッドに協力する口実が出来上がったな。


このコンクパールがパンドラである可能性は限りなく低いし、キッドの邪魔をせず宝石を盗み出してもらって、彼女に宝石を返してもらおう。

祖母の葬儀は明日だと叫びながら、女性は機動隊員たちによって追い出されてしまった。



キッドだけでなく、コナンや服部も思うところがあったらしい。


彼らも少しでもキッドに対して今回だけ協力的になってくれれば俺も動きやすい。




問題は…諸伏警部がどう行動するか…だな。






「それで、キッドの予告状はまだ来ておらんのか?」

「ああ。まだなんの音沙汰もねぇよ」


鈴木相談役と中森警部がそう話していると、ヤツがついに動いた。






「中森警部」


機動隊員姿のヤツが声を変え、氷を叩いて中森警部を呼んだ。





「ん?どうした?」



まさか自分を呼んだ機動隊員がキッドだとは気づかず、中森警部はノコノコとそちらに向かう。






「あの辺に妙な玉が」


ヤツが指さす先に、小さな白い玉が転がっていた。






「これは…BB弾?」


しゃがみ込んでそれを拾い上げた中森警部の靴裏に、白いカードが付いているのが見えた。






「中森警部。靴の裏にカードが」


それを指摘したのは諸伏警部だった。






「なんだ?……ああっ!?“今夜零時、妖精の唇を頂きに参上する 怪盗キッド”!!やっぱり来るか!!」


カードはやはりキッドカード…。










『どうするつもりだろうね、キッドは』

「さあな。Aさん、今回は何も知らねぇの?」

『毎回何も知らねぇよ…』



気づいたら巻き込まれてるんだから…。









1711話 キッドVS高明 狙われた唇→←1709話 キッドVS高明 狙われた唇



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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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096 - つみさん» 一気読みありがとうございました!そしてお疲れ様です…!!もう一周…!嬉しいです!これからも頑張ります! (2022年1月1日 22時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
つみ(プロフ) - やっと最新話まで読めました!一気読み楽しかったです!もう一周してきますね!更新頑張ってください! (2021年12月31日 23時) (レス) id: 5c8f437fce (このIDを非表示/違反報告)
096 - ??さん» ありがとうございます…!何周もしていただいて嬉しいです…っ!これからもいろんなお話を書いていきますので、よろしくお願いします!! (2021年12月13日 22時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 今まで出会った小説の中で1番好きでもう何周もしています。何回読んでも泣ける素敵なお話で大好きです!緋色の弾丸や次の映画がこの小説にも登場するのが楽しみです!!これからも応援しています。 (2021年12月13日 11時) (レス) id: b0630737aa (このIDを非表示/違反報告)
096 - 伶さん» 初めまして!見つけて読んでくださり、さらには日課にしていただきありがとうございます!頑張って毎日更新してますので、これからもよろしくお願いします! (2021年12月10日 21時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:096 | 作成日時:2021年11月16日 22時

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