75話 謎解きするバーボン ページ26
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すぐに警察がやってきて、現場検証が始まった。
やってきた警部さんは、横溝警部。
毛利さんを随分慕っているようだ。
話をまとめると、亡くなったのは小太りの男性の石栗さん。
コナンは、その彼の部屋で布団に包まって寝ていたが、暑さで目が覚めたらしい。
クーラーはいつの間にか止められていたという。
犯人はおそらく、この3人の中にいる。
コナンにラケットをぶつけてしまった女性、桃園琴音さん。
そして、梅島真知さんと高梨昇さん。
犯人にとって、コナンがあの部屋で寝ていたこと。
安室さんがこの部屋の鍵をピッキングで開けてしまったことは、計算違いだったんだろう。
窓には内側から鍵、ドアは遺体で塞がれていた。
完全な密室。
石栗の遺体の傍には、銅製の花瓶が転がっていた。
その花瓶に渇いた血が付いており、おそらく棚の上に置いていた花瓶が石栗の頭に落下してしまったことによる事故ではないか、という話になったが…。
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部屋を移動し、3人の事情聴取を聞きながら俺は考え込んでいた。
3人には、亡くなった瓜生というサークル仲間を巡って、石栗に思うところがあったらしい。
殺害の動機はある。
だが、アリバイもある。
そして、石栗の部屋の合鍵がまだ見つかっていない。
『鍵って、どんな鍵なんですか？』
「遺体のポケットに入っていた、この鍵と同じだそうです」
横溝警部が出したのは、持ち手が丸みを帯びた鍵だった。
「ゴミと一緒に捨てたとか？」
「ゴミなら、私も蘭と一緒に出すの手伝ったわよ。高梨さんの車のトランクに乗せただけだけどね」
「持って帰って出すからって頼まれて」
「なら、やっぱりそのゴミの中に鍵が…」
「すぐに調べろ！」
横溝警部に言われ、部下二人が慌てて調べに部屋を出る。
「他に、誰かに何かを頼まれたってことは？」
「うーんと、琴音さんにスポーツドリンクを冷凍庫に戻しておいてって言われてそうしたけど…」
「スポーツドリンクを冷凍庫に？」
「凍らせて飲むのが好きなんだって」
「ほら、石栗さんが部屋から出てこないって騒いでたときに、琴音さんが手に持っていたペットボトルよ」
…ペットボトル？
中身を凍らせて…。
あの大きさの鍵なら、あの方法を使えば隠すことができる…か。
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鹿野ユズナ(プロフ) - いえ、お力になれたようでよかったです！ (2019年4月25日 11時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 鹿野ユズナさん» コメントありがとうございます！恥ずかしながら、ずっと勘違いしておりました…。次回から気をつけます！ご指摘本当にありがとうございました！ (2019年4月21日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - こめかみ、漢字変換が全てお米の神様になってます………… (2019年4月21日 5時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 大福さん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます！これからも読みやすく楽しい小説を目指して頑張るので、よろしくお願いします！ (2019年3月13日 20時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
大福 - 楽しく、読みやすいです。続きが気になります！次の更新楽しみに待ってます。 (2019年3月12日 16時) (レス) id: 2b112b86de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年2月11日 21時
