64話 漆黒の特急 ページ15
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コンコンとノックをすると、沖矢さんが扉を開けた。
部屋の中には警戒心むき出しの灰原がいた。
『俺なんかに協力を依頼しても、何も出来ませんよ?』
「出来ることもあるんですよね?何も協力する気がないなら、貴方はここに来ないでしょう?」
『それで?何をすれば?』
「僕はちょっと出るので、彼女と一緒にいてください」
『そ、それだけ?』
「ええ。彼女を一人には出来ないので。簡単な依頼でしょう?」
『それだけなら…全然構わないけど…』
「では、お願いしますね」
やや急いだ様子で、沖矢さんは部屋を出て行った。
今頃推理ショーが始まっているだろう。
「あなた、何者なの?」
『え?』
「江戸川くんと、あの沖矢っていう人と、随分親しいようだけど」
『まぁ…協力関係にあるっていうか…』
「…ふぅん」
灰原が組織に狙われているのは、元組織の人間だったから、という理由だけなのだろうか。
そのときだった。
《緊急連絡です!ただいま、当列車の8号車で火災が発生しました!7号車と6号車のお客様は前の車両まで避難していただきますようお願いします!》
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鹿野ユズナ(プロフ) - いえ、お力になれたようでよかったです! (2019年4月25日 11時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 鹿野ユズナさん» コメントありがとうございます!恥ずかしながら、ずっと勘違いしておりました…。次回から気をつけます!ご指摘本当にありがとうございました! (2019年4月21日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - こめかみ、漢字変換が全てお米の神様になってます………… (2019年4月21日 5時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 大福さん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも読みやすく楽しい小説を目指して頑張るので、よろしくお願いします! (2019年3月13日 20時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
大福 - 楽しく、読みやすいです。続きが気になります!次の更新楽しみに待ってます。 (2019年3月12日 16時) (レス) id: 2b112b86de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2019年2月11日 21時