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882話 -Side降谷- ページ33

「僕も残る。Aさんのことだし、その配信で何か手掛かりを残してくれるかもしれない。蘭姉ちゃんはすぐ帰って、小五郎のおじさんにこのことを伝えて」

「わ、わかった…!」


コナンくんの指示で蘭さんは警視庁を出ていく。




「ところで、どうしてAさんはそんな高級料亭に行ったの?安室さんの探偵の手伝い?」


その問いにドキッと心臓が跳ねた。


口にするのも憚られることだが……。




「…お見合い、だよ」

「……へ?お見合い…?」



目を丸くするコナンくんに経緯を説明した。




「へ、へぇ…それは…なんというか……、安室さんも苦労してるんだね…」


子供に憐れまれている…。





「やっぱり2人はそういう関係だったのね。前から怪しいとは思っていたけど」


佐藤刑事も僕たちの関係を察したようだ。


もういろんな人に知れ渡っているような気もするが…別に問題はないだろう。






「それなのにごめんなさいね、私が嘘でも婚約者なんて…」

「いえ、むしろすみません…。巻き込んでしまって」

「私は大丈夫よ。むしろ彼の機転のおかげで、捜査がスムーズになるわ」



今頃Aは、囚われながらも冷静に、周りを分析していることだろう。


相手は3人いると聞いた。
すでにやつらの拠点にいるなら脱出はおそらく不可能に近い。



さっきコナンくんも言っていたように、配信で何かを伝えてくるはず。





「でも、あんなに目立つ誘拐の仕方したんだから、今回の件が警察に伝わってるって、犯人は知ってるはずだよね。それなのにどうして、警察に知らせるなって言ったんだろう」

「犯人は車を乗り換えて、完璧に逃走してみせた。これ以上は何も掴ませないために、警察には言うな…ってことかしら」



Aは未だに有名人だ。
予定外とはいえ、有名人を拉致したと情報が洩れれば世間は騒ぎになる。



なんにせよ、犯人からの配信を待つしか――…と考えていた時、佐藤刑事のスマホが通知を知らせて震える。





「配信が…っ」


佐藤刑事はすぐにサイトを開く。


僕たちはスマホを接続したテレビ画面に注目した。







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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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096 - はしもんさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2020年4月21日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
はしもん(プロフ) - 898、899話更新お疲れ様です! これからもずっとずっと、応援させてください(´˘`*) 大好きです!! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3a59eb0a02 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 稲荷さん» はじめまして!嬉しいお言葉ありがとうございます!このコメントを読んでから私も改めて“さだめ”を聴いたら、確かに…!となりました!曲を聴いて2人を思い出してくれるなんて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いします! (2020年4月20日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
096 - くれはさん» まだ終わりません…!(笑)どうぞお楽しみに…!! (2020年4月20日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
096 - はしもんさん» 一難去ってまた、という感じですね!いえいえ!私も話数ミスがあったので、修正しました! (2020年4月20日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:096 | 作成日時:2020年3月22日 22時

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