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770話 ページ21





『こんにちは、響輝くん』



保健室の端のカーテンを開けると相変わらずパソコンを弄っていた響輝が俺を睨んだ。




「…また来たの?俺じゃなくて他の人の相談に乗りなよ」

『休み時間、それなりに乗ってるよ?恋愛相談が多いから、参っちゃう』



カーテンを閉め、ベッドの上に腰掛ける。


カーテンの向こうには飯田先生がいるので、慎重に話を進める。





『今日はプレゼント持ってきたんだ。はい、これ』


USBを取り出すと、響輝は怪訝そうに眉を寄せた。




「…何これ」

『いいから見てみなよ』



言われるまま、響輝は持っていたパソコンにUSBを差し込んだ。



そして現れた画面に目を見開く。




昨日、天野先生のパソコンからコピーした、江古田高校裏サイトの管理画面だ。





「っ…これ、なんで――…」


叫びそうになった響輝の口を押え、「しーっ」とジェスチャーする。




「……あんた、まさか…」

『助けに来たよ』



そう言うと、響輝は唇を噛み締め、涙を堪えるような表情を見せた。





『…あれはSOSとして、受け取っていいよね?』


俯いてしまったが、響輝は頷いた。




『――…まったく。あんなところに仕掛けるなんて、無茶するんだから…』



大きな犯罪だが、事情が事情だ。
それに、零さんがうまく揉み消すだろう。





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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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096 - ロマンス細胞さん» いえいえ!こちらこそこめんとありがとうございました!告白もありがとうございます(笑) (2020年2月13日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 096さん» 返信ありがとうございました!(´;ω;`)めっちゃ好きです←(突然) (2020年2月12日 22時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - ロマンス細胞さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2020年2月12日 21時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 最高です。これからも頑張ってください!!楽しみに読んでます。 (2020年2月12日 20時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 赤の他人さん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張りますね! (2020年2月10日 20時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:096 | 作成日時:2020年1月20日 21時

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