518話 怪盗キッドと赤面の人魚 ページ19
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「でもすごいよ園子。久々の推理クイーンだったね」
博物館の廊下を歩きながら、素直に褒める蘭に園子は困惑気味だ。
そりゃそうだ。
気絶してる間に何もかも終わって、一連の件を自分が推理したことになっているんだから…。
「あ、ちょっと先行ってて」
「トイレなら私も！」
蘭と園子はトイレに行ってしまい、廊下には俺とコナン。
そして世良に化けたキッドだけが残される。
「でもさ、さっきの推理、不十分だと思わないかい？」
「え？」
突然そんなことを言い出した世良を、コナンは見上げる。
「あの仕掛けで、亀の体はプレートの裏に隠せたとしても、宝石についてた長いネックレスが垂れ下がって、プレートからはみ出しちゃうと思うけど…」
「多分キッド自身も強力な磁石を持ってたんだよ。それでプレートからはみ出てるネックレスの留め金をガラス越しに磁石に吸いつけて、くるっと回してから離して、プレートの磁石にくっつけて隠したんじゃないかなあ」
「でも、いつそんなことを？」
とぼけるキッドを後ろからジトッと見つめる。
「水槽をカーペットで目隠ししたときに決まってるじゃない。次郎吉おじさんの足元にカードを打ち込んだのもそのとき。カーペットに包まれた人達はもみくちゃになってたから、あの中にキッドがいて、何をやったとしても怪しまれないだろうしね」
「ああ、なるほど…」
「その証拠に、蘭姉ちゃんの携帯電話が開けた途端に真っ暗になったでしょ？2つ折りの携帯電話は、磁石で開閉してるのもあるから、あのとき蘭姉ちゃんの傍に強い磁石を持った人がいたんだと思うよ」
『ああ、だから、携帯が磁力を受けて閉じられたと勘違いして、液晶画面が消えたんだね。それで蘭さんは電波が消えたと思ってカーペットの上から移動してきた、と』
「そういうこと」
「でも、あのとき蘭ちゃんの傍にいたのは…」
「僕と、園子姉ちゃんと――」
笑顔のコナンだったが、突然表情を鋭くさせ、世良を睨んだ。
「オメーだよ、怪盗キッド」
・
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096 - 竜呀さん» ありがとうございます!!いえいえ、とても伝わってきて嬉しいです…！これからも頑張りますので、楽しみにしていてください！ (2019年10月4日 13時) (
レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
竜呀 - 096さん» あぁぁ、もう好きです...、!!無事尊死できました。ありがとうございます。も、もう..語彙力が無さすぎて申し訳ないんですが、もう本当に好きです、此れからも更新頑張って下さい、口元ニヤニヤさせながら、楽しみにしてます。 (2019年10月3日 23時) (レス) id: 1cb8427f4e (このIDを非表示/違反報告)
096 - 熊さん» 久しぶりの甘い展開、悶えていただけてよかったです！笑 (2019年10月3日 16時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
熊 - あぁぁぁぁヤバい尊い…二人とも可愛すぎますね、無事悶え死にました。 (2019年10月2日 23時) (レス) id: cb6c87cd7b (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» ありがとうございます！そう思っていただけているなら、嬉しいうえに励みになります！これからも頑張ります!! (2019年10月1日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年9月9日 13時
