512話 怪盗キッドと赤面の人魚 ページ13
「だって、怪盗キッドっていつも暗闇にするか、煙幕を張って姿を消してるんだろ？でも今回は明かりがつきっ放しで姿さえも見せていないじゃないか！キッドが本当に亀ごと宝石を盗ったんなら、まだこの中にいるはずだよ。出入り口を固めてた機動隊員は妙な動きをしてないしね。となると…今僕がやったようにここにいる全員の顔を抓って、キッドが誰かに変装してないか確かめたいところだけど…女の子の顔を抓るのは可哀想だから、何人かの組になってボディーチェックしあうってのはどうだ？」
お前は女の子の身ぐるみ剥ぎ取ってるけどな。
完全にこの場から逃げ切るための提案だろう。
まずは自分が疑われないために。
「キッドなら、宝石付きの亀を今も持ってるはずだしな。…だよな、コナンくん」
「あ、う、うん…そだね」
コナンがまだ何も分かっていないのをいいことに煽るキッド。
言いたいことはいろいろあるが、あまり世良に声をかければコナンはキッドが世良に変装していることに勘付いてしまうだろう。
俺がヒントになるようなことを与えてはいけない。
『じゃあコナンくん、俺とボディーチェックしようか。といっても、まさかキッドがコナンくんに化けるはずないし、俺のボディーチェックしてもらう形になるけど』
「いいよ。まぁ、さすがのキッドもAさんに化けるとは思えないけどさ」
「あ、じゃあ僕も――」
「世良さん、一緒にグループ組みましょ」
俺たちのグループに入ろうとした世良だが、園子に声をかけられ一瞬戸惑いの表情を見せた。
「え、いいのか？僕も君たちの組に入っても」
入るも入らないも、そもそもそれが正しい形だし。
まぁ、今世良の中身はキッドなわけだから、アウトなんだけど。
「じゃあ、年の順で僕から調べてくれ」
「年の順って世良さん何月生まれなの？」
「ていうか、なんで私達の生まれ月知ってるわけ？」
どうやら性別だけじゃなく、年齢も蘭たちより年上だと勘違いしているようだ。
“さん”付けで呼ばれているからなんだろうけど…。
でも、今の発言にコナンは違和感を覚えたらしい。
今回は変装する相手が悪かったな、キッドの奴。
・
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096 - 竜呀さん» ありがとうございます!!いえいえ、とても伝わってきて嬉しいです…！これからも頑張りますので、楽しみにしていてください！ (2019年10月4日 13時) (
レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
竜呀 - 096さん» あぁぁ、もう好きです...、!!無事尊死できました。ありがとうございます。も、もう..語彙力が無さすぎて申し訳ないんですが、もう本当に好きです、此れからも更新頑張って下さい、口元ニヤニヤさせながら、楽しみにしてます。 (2019年10月3日 23時) (レス) id: 1cb8427f4e (このIDを非表示/違反報告)
096 - 熊さん» 久しぶりの甘い展開、悶えていただけてよかったです！笑 (2019年10月3日 16時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
熊 - あぁぁぁぁヤバい尊い…二人とも可愛すぎますね、無事悶え死にました。 (2019年10月2日 23時) (レス) id: cb6c87cd7b (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» ありがとうございます！そう思っていただけているなら、嬉しいうえに励みになります！これからも頑張ります!! (2019年10月1日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年9月9日 13時
