28話 探偵たちの夜想曲 ページ29
『そ、そんなんじゃないです…。そ、それより、依頼人は何時に来るんです?』
慌てて話を逸らした。
「そういえば、遅ぇな…」
毛利さんが携帯をチェックする。
「もしかしたらこの近辺にコロンボという店が他にもあるとか?」
「ねぇよ」
「会う場所をここに変えようというメールにOKの返事はしたんですよね?」
「ああ。すぐに返信したし、ここで待ってるっていうメールもさっきから何度か送ったけど、返事がこねぇんだよ」
「なるほど…」
安室さんはコーヒーを啜る。
毛利さんの前での彼は、なんだかいつも以上に猫を被っているような気がする。
弟子って言っていたけど、彼がなぜあの毛利小五郎の弟子なのかわからない。
だって、毛利小五郎といえば、眠りの小五郎と言われ、コナンの世界では名探偵だが、実際推理をしているのは江戸川コナン。
隣の隣でオレンジジュースを啜っている子供だ。
麻酔針で小五郎を眠らせ、変声機で推理をするのがおなじみのシーン。
それに気付いているのか、それとも、何か別の目的で、毛利小五郎に…いや、コナンに近づくために弟子としての立場を作ったのか…。
「夕べ来た依頼人のメールとさっきのメール…アドレスが違ってるな…」
「ひょっとして、自分の携帯が充電中とかで、友達の携帯借りて慌ててさっきのメール送ってきたんじゃない?」
「そしてその友人は、携帯の電源を切ってしまったとか?」
「おいおい!OKの返信したの、さっきのメールアドレスだぞ?」
『ここに来る前の待ち合わせは探偵事務所だったんですか?』
「ああ」
『なら、返事が来たのに気付かず、事務所で待ってたりするんじゃ…?』
俺の言葉に、毛利さんは嫌そうに顔を歪めて立ち上がった。
最初に約束していた探偵事務所に戻ることにしたのだ。
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096 - ゆずりはさん» 返信遅くなってしまいすみません…!2週目嬉しいです!改めて楽しんで頂けると幸いです! (12月5日 20時) (レス) @page23 id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - 2週目読ませて頂きます!黒瀬くんめちゃくちゃ好きです!♡ (11月14日 20時) (レス) @page2 id: c114e89f61 (このIDを非表示/違反報告)
096 - はるさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!2回目読んでいただきありがとうございます!!ハロと出会うのは444話です! (2022年9月13日 15時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
はる - すごく面白いです!!!ストーリー読みやすくて、2回目を見てます((笑。 聞きたいことがあって、ハロと出会うシーンって何話でしたっけ?思い出せなくて、、、 (2022年8月11日 17時) (レス) id: 9c65c52711 (このIDを非表示/違反報告)
096 - みこさん» ありがとうございます!とても長いですが、ぜひ楽しんでください! (2019年8月21日 22時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2019年1月30日 17時