5＊児童誘拐事件�� ページ7
私の言葉に、ハーゼは飛び跳ねながら隣の自室へ入っていった。
私はそれを見届けると、自室へ入り、鍵を閉める。
6畳ほどの小さな部屋には、簡易的な机と椅子、ベッド、そしてクローゼットのみ。
私はクローゼットから小さな箱を取り出すと、鍵穴に鍵を突っ込み、箱を開けた。
中には、小さなメモ帳が3冊と大切な人から貰った1枚の紙。
私は私の目的の為に、３つの作戦を用意していた。
A「まずは、その第1段階…」
私はメモ帳を1つ手に取り、パラパラとめくる。
びっしりと書かれた作戦に頬を緩ませる。
A「まずは…あの子たちと仲良くならないと」
・
次の日。
暴れていいと言われたハーゼは、言われた通り…というか、自ら事件を起こした。
児童誘拐事件だ。
登下校中の児童を手当たり次第誘拐して、数時間後に解放するという、何の目的もない事件。
警察はそう思うだろう。
しかし、彼は違う。
彼の目的は、自分のと言う存在を恐れ、怯える人間の姿、そして血が見たいだけなのだ。
A「はぁ…適当に連れてきて、適当に開放しろだなんて…」
私はリビングの椅子に座り、テーブルに肘をつき、ため息をつく。
私の視線の先には、目隠しをされ、口と手と足にガムテープをつけられた、帝丹小学校の児童。
そろそろ、開放しようかな…。
私は暴れる児童を適当に1人担ぐと、大きなキャリーバックを詰め、アパートを出た。
そして、組織から借りたマツダ6セダンのソニックシルバーメタリックに乗ると、エンジンをかけ、ナビで適当に人気のない場所に連れて行く。
児童「ん゛ー！！ん゛んん！！」
殺されるとでも思っているのか、子どもはさらに暴れ出す。
雑木林を少し進んだところに子どもをそっと置くと、最後に頭を撫でてやる。
そして子どもの耳元に口を近づけ、一言。
A「警察さんに、よろしく伝えて」
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真竜(プロフ) - 青澄＊aosumiさん» 青澄さん、コメントありがとうございます！これからも、更新楽しみにしてくださると嬉しいです！ (2022年5月5日 20時) (
レス) id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
青澄＊aosumi(プロフ) - めちゃめちゃおもしろい！楽しみにまっています(*^^*) (2022年5月3日 10時) (レス) @page20 id: e0d9ff93bf (このIDを非表示/違反報告)
真竜(プロフ) - アリスさん» アリスさん、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していきます！！ (2022年4月23日 23時) (レス) @page1 id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても面白いです！高評価が1回しか押せないのが悲しい... (2022年4月23日 19時) (レス) @page7 id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真竜 | 作成日時：2022年4月22日 22時
