木.兎光太郎[ベタ惚れ] ページ23
部活が終わった後、人気のないところを歩いていたら、すぐ先に部活姿のガタイのいい男が1人で歩いていた。
私は近づいていき、手を上に上げた。
『だーれだ』
私は手で光太郎の目を隠した。そして、声を変えて問いかけた。
光太郎はビクっとしていたが、たぶん私だとわかり落ち着いていた。
「！？！？…………びびった…」
『ねーねー誰だと思う？』
「………わからん…一体誰だ……？」
私のおふざけに乗ってきた。
光太郎が顎に手を乗せて考えるフリをしてきた。
『フフっ、光太郎のことよく知ってる人だよ』
「じゃー、赤.葦か俺のかーちゃんだな」
『はは、赤.葦くんってお母さんと同じレベルなんだ笑』
いつも光太郎の周りでいそいそと指示を出している姿をよく見ていたので、少し笑ってしまった。
『…まぁ違いますけどね、じゃあ次のヒントは光太郎の試合観るのが好きな人だよ』
「……それもうちのかーちゃんだな」
『光太郎どんだけかーちゃん好きなのよ！』
かーちゃんに敵わないのか。
もうそろそろ私のことを言わせるようなヒントにしようと思った。
『…じゃー、光太郎のことがー、男性としてすっごい好きで、後ろ姿見たらギューってしたくなって、今も離したくないって思ってる人だけど？』
これならかーちゃんと言われないだろう。
ワクワクして光太郎の反応を待った。
「……」
無反応。
そろそろ手が疲れてきたので下ろしたい。
すると光太郎が私の手を持ち下に下ろした。
クルッと回って手を握ったまま私の方を向いてきた。
『……正解はAさんでしたー……え？怒ってる？』
いつもの笑っている顔ではなく、ちょっと怒ってるような感じだった。
「…A、そうゆうこと言っちゃダメだって…抱きしめたくなる………」
右手の甲で下を向いてる顔を隠して赤くなっていた。
私は光太郎の照れてる顔を見たことがなかったので、つい覗き込んでしまった。
『光太郎……顔赤い………可愛い』
「…っ男に可愛い言うな！」
私が言ったことに対して顔を赤くさせている光太郎がすごい愛おしくなった。
そのまま私は光太郎に抱きついた。
「ちょっ！」
『……大丈夫っしょ…ここ人あんまり通らないから… 』
光太郎の胸から少しため息をつく音が聞こえた。
ゆっくり私の腰に手を回して、私の肩に顔を埋めて擦り寄ってきた。
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Haruka - 及川さん最高です(ToT) (2019年11月13日 22時) (
レス) id: 1ad77a8eb8 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 黒尾君で激甘みたいです！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: d42e461cc9 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜羅 - フラムボンさん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 19時) (レス) id: 7f6a3fafca (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 魅亜羅さん！ツッキーきたー！今からハァハァしちゃいますよ笑 よーし！やります！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 塩レモンさん！くにみん自分で書いててかっこよ死しました…はなぢ また何かリクあったら言ってくださーい！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年10月13日 20時
