国.見英2 ページ20
英が気だるそうによっこらせと言ってお互いの脚が当たる隣まで座った。
私の方を向いて薄く笑ってきた。
「どうする？キスでもする？」
『キっ！！ス……ですか……』
「フっ…きっ！って威嚇してる猿か」
ククっと肩を揺らして笑っているのを、そんなんで笑うなよと横目で見ながら思った。
笑い治るまでこの人はほっとこうと思い、ストローでズーっとお茶を飲んだ。
英がやっと落ち着いたようだった。
「あー、ウケたわ、Aウケる」
『楽しそうでなによりですよ』
私はリップクリームを塗った。それを見た英はまた貸してと言ってきた。
さっきから英に手のひらで転がされているので、こっちも何かしてやろうと思った。
『私が塗って○わせてあげるよ』
「はい、じゃあお願い」
『…っえ！！ちょっと驚いてよ！』
何事も無いように返事をしてきたので、こっちが驚いた。英は顎を突き出してきた。
「…おら、早くしろ」
『…っわかったよ…』
自分で言っといて緊張していた。
左で顎を持ち、右手で英の口にリップクリームを持っていった。
少し顔が熱くなった。英の目線がすごくささる。
下唇から塗り始め、英の唇がリップクリームによって横にもっていかれたが、塗り終わると元に戻った。
こんなに英の唇をまじまじ見るのは初めてだった。
しかもこんなに柔らかかったっけ？とドキっとした。
私は知らぬ間に呼吸が早くなっていた。
ふぅーと息をついて、上唇を塗ろうとした時に右手を英に取られ見つめられた。
「……そんな顔されながら塗られるとか聞いてないんだけど」
『……そんな顔とかなに…』
英がゆっくり近づいてきた。
私の唇の端を唇にキスするように啄ばまれた。
私は目を瞑り英の唇を欲するように口を開けてしまった。
英はそのまま小さな声で言ってきた。
「…………キスしたがってる…顔ってこと」
唇にかかる息がこそばゆい。
私はもう英を出し抜くとかの考えはなくなっていた。
英は私の頬から唇を離して、顔を傾けてすぐキスできるところまできた。
握られてる右手を優しく親指で撫でられた。
「……ずっと…キスしてたら…乾燥しないかもよ…」
低い小さな声で話す英の唇がそこで動くのを見て、自分から動きたくなった。
『……そしたら…ここにいる間……ずっとしててもいい……？』
「……いいから…早く口閉じて… 」
目を瞑り英の唇を待つ少しの間、どのぐらいここにいられるのか頭の片隅で考えた。
花.巻貴大 [タイムリミット]※※スーパー注意※※→←国.見英[結局それは誘ってる]
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Haruka - 及川さん最高です(ToT) (2019年11月13日 22時) (
レス) id: 1ad77a8eb8 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 黒尾君で激甘みたいです！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: d42e461cc9 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜羅 - フラムボンさん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 19時) (レス) id: 7f6a3fafca (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 魅亜羅さん！ツッキーきたー！今からハァハァしちゃいますよ笑 よーし！やります！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 塩レモンさん！くにみん自分で書いててかっこよ死しました…はなぢ また何かリクあったら言ってくださーい！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年10月13日 20時
