国.見英[結局それは誘ってる] ページ19
「A、ちょっとそれ貸して」
『これ？どうぞ…ってか、そんなの使うんだ』
「乾燥するしな」
2人で久しぶりに外デートして、カフェでお茶を飲んでいた。英は部屋にいたがりなので、外に出すのも一苦労だった。
私は自分が使っていたリップクリームを英に渡した。
『買えば？高いもんじゃないし』
「えー、わざわざ買うまではいかねぇからいい」
ふーん、と返事をして英が塗っているのをボーっと見ていた。
お店を出たあと、フラフラと歩いた。
歩いていたらさりげなく英から手を絡めてくれたのはキュンとした。
ーーーー英とか…ボーッとしたように見えて、女子が好きそうなことしてくるっていう…そうゆうところ好きだよなぁ……私
1人で英を好きと再確認してフフっと笑った。
それを見た英はチラっと見てきたが何も言われなかった。
色々と雑貨店やらペットショップやらスポーツショップやら見て回った。
「脚が疲れた…座りたい」
結構歩き回ったので私も疲れた。
「どっか入ろ」
英はどこか入れるお店がないかキョロキョロ探し始めた。
私は英を見つめた。
ずっと手を絡めてるし、今日は私服だからいつもより英がかっこよく見えるし、なんとなく2人きりになりたくなった。
私は英を引っ張り腰を折らした。
不満顔になった。
「なに」
私は手を口の横に当てて英の耳に囁いた。
『あきら…ちょっと2人きりになりたいなぁーと…』
英がパッと私を見て眉間に皺を寄せた。
「…それ……誘ってんの？」
『！？…いや、ただ2人きりになりたいだけで…』
「それを誘うっていうんだけど」
『……』
少し沈黙が続いた。
「……ここからだとうちも遠いし、Aのうちも遠いし…そこ行くか」
顎で示した先はカラオケだった。
2人きりになれる場所の最善策だと思った。
お店に入り、部屋を案内してもらった。
ドカっと英はソファに座り、疲れたーと上を向いて言っていた。私も英の隣に座った。
少しして飲み物が運ばれてきた。
『結構歩いたね』
お茶を飲みながら英に話しかけた。
するとジーっと見られた。
「……ってか、お前遠くね」
『え？』
私は隣といっても人が1.5人分ぐらい空けて座っていた。英はトントンとソファを叩いた。
「Aが俺とイチャイチャしたいって言ってきたんだから、座るのここだろ」
『別にイチャイチャとは言ってませんが…』
恥ずかしくなり、顔をプイっと背けた。
「………じゃー俺そっち行こ」
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Haruka - 及川さん最高です(ToT) (2019年11月13日 22時) (
レス) id: 1ad77a8eb8 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 黒尾君で激甘みたいです！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: d42e461cc9 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜羅 - フラムボンさん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 19時) (レス) id: 7f6a3fafca (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 魅亜羅さん！ツッキーきたー！今からハァハァしちゃいますよ笑 よーし！やります！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 塩レモンさん！くにみん自分で書いててかっこよ死しました…はなぢ また何かリクあったら言ってくださーい！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年10月13日 20時
