☆ ページ7
涼太は康二を無視して蓮とラウールに指示を出した。
宮舘「向井は目黒とチームを組むから色々教えるように｡ラウールは別室で康二に制服と武器と専用のリュックを渡せ」
ラウール「わかりました｡康二さん､蓮さん｡行きましょう」
康二が蓮とラウールと部屋を出ると涼太は辰哉たちにも指示を出す。
宮舘「他の者は担当する場所の見回りをするように」
深澤､岩本､渡辺「了解!!」
辰哉たちが出ていくと大介が涼太の前にやってきた。
佐久間「涼太様」
涼太「どうかしたか？」
佐久間「私は向井を入れるのは賛成できません…涼太様に無礼な振る舞いもしましたし…関西から来たのならエイトやWESTに届けるべきでは」
宮舘「エイトやWESTには報告しておく｡ただ､今の状況でエイトやWESTに届けるのは危険が多すぎだ｡大介､そこはわかってほしい」
佐久間「わかりました…涼太様に意見してすみません｡街の見回りに行って参ります」
大介が見回りに向かうと涼太は深いため息をつく｡
宮舘「大介…私は大介が向井と接する事で心を開いてほしいのだ…」
涼太は心配そうな表情で呟くと康二の事を西のZSOであるエイトやWESTに報告するため最上階にある司令官室に戻って行った｡
その頃､康二は蓮とラウールにロッカーがある部屋に連れて来られる｡
部屋に入ると蓮とラウールはへやの隅にある大きな金庫を開けた。
ラウール「よし､開いた!!これが康二さんの隊員服と武器とリュックです」
ラウールは康二にオレンジの隊員服と銃と銃弾や包帯などの救急セット､水や缶詰などの食料が入ったリュックを渡す。
向井「この銃って本物やんな？」
ラウール「はい｡康二さんが使うのは軍用ピストルです」
向井「やっぱり…」
目黒「とりあえず着替えたら？俺ら部屋の外にいるから…私服と荷物はロッカーに入れてね」
向井「わかったわ」
康二がラウールから隊員服と武器､リュックを受け取ると蓮とラウールは部屋を出た｡
数分後､隊員服に身を包んだ康二が部屋から出てくる。
目黒「一番上のボタンが外れてる…」
向井「あっ!!ホンマや!!」
康二が蓮に指摘され慌てボタンをかけるとラウールが康二に雪だるまのマークついてある時計型の通信機と特殊機能が付いたヘルメットを渡した｡
ラウール「あと､時計型通信機とヘルメットを渡しておきますね」
向井「このマークは？」
ラウール「部隊の紋章です｡通信機を手首につけて名前と生年月日を入力してください」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 291人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：fuotomi | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2020年8月16日 0時
