ZSO-僕たちの戦い【SnowMan】 (ページ22)

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☆ ページ22

向井「なるほどな…」

阿部「それより現場に向かうよ!!」

向井・目黒「了解!!」

康二と蓮は亮平を車に乗せると照たちの所へ向かう。

一方、照たちはたくさんのゾンビの大群に苦戦していた。

深澤「これ､100体以上いるじゃん!!ラウール､分析ミスしてるって!!」

岩本「いや…ラウールの分析は間違ってない…ただ､動きが速すぎる!!佐久間!!先に行け!!」

佐久間「了解!!翔太!!肩を借りるぞ!!」

渡辺「へっ？ちょ…待って!!」

大介は翔太が止めるのも聞かず翔太の方に走って来た。

そして､翔太の肩を踏み台にして高くジャンプするとゾンビめがけてグネレードランチャーを乱射する。

深澤「佐久間!!俺らが下にいる事を忘れるな!!」

辰哉の注意を聞かず銃を撃ち続けているとカチッと音がして弾切れをおこした。

佐久間「チッ…弾切れか…翔太!!銃弾の補充をしろ!!」

大介は地面に着地すると同時に銃を翔太に投げる｡

渡辺「うおっ!!大介!!銃を投げるな!!それに俺は銃弾の補充係じゃねぇよ!!」

佐久間「つべこべ言わずさっさとやれ!!照!!俺は先に大きいタイプを攻撃するぞ!!」

岩本「了解!!俺も他のゾンビを倒してから深澤と渡辺と合流する」

佐久間「了解!!」

大介は腰につけた二本の短剣を両手に持つと姿勢を低めすごい速さ出てゾンビの大群の中を走り出した。

そして、次々と的確にゾンビの首を掻き切って行く。

大半のゾンビを倒し大群の一番中心にいる大きいゾンビの所に来た大介は素早くゾンビの足を切り落とした。

ゾンビ「ぐおお…」

大介に足を切り落とされたゾンビは辰哉がいる方向に倒れて来て､間一髪の所で辰哉が避ける。

深澤「あっぶね～!!もう少しでゾンビの下敷きになる所だったじゃん!!」

佐久間「そんな所にいる深澤が悪い…」

深澤「なんだと!!」

岩本「深澤!!佐久間!!任務中に喧嘩をするな!!まだ､ゾンビを倒してないんだぞ!!」

渡辺「うわわ…まだ､動いてる…」

翔太が指差した先には赤い物を体から流しながらうごめくゾンビがいる。

佐久間「まだ､生きてたか…翔太､銃に弾を詰めたのなら渡せ」

渡辺「はい…照､そろそろドドメを刺した方がいいんじゃないの？」

岩本「そうだな…佐久間と深澤はゾンビの胴体を翔太は首もとを狙え｡俺は頭部を狙う」

深澤・佐久間・渡辺「了解!!」

四人がゾンビを取り囲み一斉に引き金を引くと次々と銃弾がゾンビの体を貫き蜂の巣のようになり､やがてピクリと動かなくなった。