とある同級生の話 (ページ4)

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再会ページ4

放課後、少しだけ勉強してた。教室の中には私一人。

梅｢やっべ、弁当忘れた。ってあれ？勉強してんの？｣

めんどくさいやつ登場。

｢そうだけど｣

梅｢別に無理して笑わなくても良くね？｣

｢癖なの｣

梅｢ふぅん。変なやつ。あ。あれ、やってやろうか？｣

｢何を｣

梅｢今朝話してたヤツ。壁ドンからのもう離さない｣

｢何言ってんの。｣

梅｢だって言ってたじゃん。あの子、なんだっけ、ほら、日向と話してたえっとー、、｣

この人、クラスの子の名前もろくに覚えられないのか？まぁ私も男子のは覚えてないけど

｢かおり｣

梅｢そう。その子｣

｢その場のノリでしょ。梅原、分かってるくせに｣

梅｢ノリなんだ。あ、お前あの時俺にめっちゃ失礼なこと考えてたろ｣

｢ん？あの時？｣

かおりと話してた時のことを思い出す。

｢あー、いや、考えてないよ｣

梅｢誤魔化すの下手かよ。｣

｢てか早く部活いけよ｣

梅｢やっべ！じゃ！｣

梅原とは話すようになった。

大学は別々だったんだけど梅原は1年浪人したらしく、梅原が大学2年、私が3年の時に同時に事務所に所属したらしい。

私がインテンション、梅原がアーツ。

らしいというのは当時はまだ聞いた話だったから。

それが実際、作品のオーディションで会った時はほんとにびっくりした。