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可愛いが11つ ページ12

「ありがとうな、西條。ここまで運んできてくれて」



積み上げられたダンボールをかかえそう言ったのは英語科の先生


部活に向かう途中、職員室前で大量の荷物をどう運ぶか悩んでいる先生を見かけた僕は
優等生で通しているため手伝わざるを得なかったのだった


あー、思ったより時間経っちゃったな


左腕に付けている時計をみると
4:50
いつもなら、SHRが終わったあと体育館に直行して準備を進めるんだけどね



走って階段を駆け下り
ガチャっと部室のドアを開ける
鞄を置くために自分のロッカーに手をかけようとしたとき
あることに気づいた



ロッカーが半開きになってる



開けると切り刻まれたタオルやら記録表が散らばっていて


へえ


なるほど



まぁ、換えのタオルもあるし
こういうことも有ろうかと家と自分の鞄にコピーした記録表がある



とりあえず証拠として写真を取り
ジャージに着替えたあと体育館へ向かった



『遅れてすいません』



丁度休憩中だったらしい
キャプテンである征十郎のもとへ行き
遅れた理由を言ったあと、点数板の隣に立つ海崎くんにも遅れてごめんねと
一言、言いに行った



『そうだ、聞いて聞いて!
いつもならちゃんと閉まってる僕のロッカーがね
今日は開いてたんだー、どうしてだろうね...?』



やったの君でしょ


そんな意味を込めて、首を傾げながら海崎くんを見る



「さぁ、古くなってたんじゃねぇの?」



一瞬開く瞳孔



「俺が最後に出てきたけど、Aのロッカー開いてなかったぜ」



その時
近くにいた大輝が僕達の話に入ってきて
有り難いセリフを言ってくれた



「お前、なんかしたんだろ。」



「何かって?」



「嫌がらせに決まってんだろ」



「...俺、ずっと体育館にいたんだけど?」



海崎くんのことを嫌っている大輝が
噛み付くように攻撃をする



「やめろ。今は部活中だ、話なら後でにしてくれ」


その様子を見ていた征十郎が
今にも飛びかかりそうな大輝の腕を引きながら止めてくれた



『征十郎、ありがとう』



「気にするな....次、ツーメン!!」



優しいなってつくづく思う




というか、海崎くん
大輝を仲間にするのは無理みたいだね



あはっ、もっと愉しませてね

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設定タグ:黒子のバスケ , 悪男主 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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fumi(プロフ) - ととさん» ありがとうございます!!これからも応援お願いします! (2019年9月23日 21時) (レス) id: 2d2025294d (このIDを非表示/違反報告)
とと - 面白いです!更新、頑張ってください!! (2019年9月18日 17時) (レス) id: c762306e8d (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 千秋さん» あ、ありがとうございます!そういってもらえてとても嬉しいです(泣)頑張りますっ (2019年6月10日 20時) (レス) id: 2d2025294d (このIDを非表示/違反報告)
千秋 - 面白いです!更新頑張ってください!^^応援しています (2019年6月9日 17時) (レス) id: 7fb4496ab8 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 今は予定は無いですが、いつか書いて見たいと思っています!コメントありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 2d2025294d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fumi | 作成日時:2019年1月30日 21時

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