■ wednesday ページ43
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あの旅行から半年が過ぎようとしていた頃、
私と藤原先輩はというと＿＿＿＿
「 藤原先輩、確認お願いします 」
『 ん、了解 』
「 それと、こっちも。 」
『 …これはAが好きなとこでええって言ったやん 』
「 だめ、ちゃんと決めて 」
『 …分かったって、』
私が先輩のデスクに置いたのは
旅行のパンフレット数冊と、ネットでプリントした資料たち
私の表情を見てしゃーないなぁって顔してるけど
お昼休みにしっかりチェックして
付箋をつけてきてくれるところが何とも可愛くて好き＿＿
そう。あの旅行をきっかけに
一気に距離が縮まった私達はちょっとしてから
お付き合いをスタートさせることになったわけなのだけど...
先輩に何度もアプローチされたわけでも、
何か大きなきっかけがあったわけでもなくって。
逆に中途半端な状態が続きすぎて、
私が我慢できなくなった、なんて話をしたら
きっと笑われちゃうんだろうな＿＿
「 あ〜〜もう！一体いつになったら！
手出してくれるんですか！！ 」
『 …はっ？！おまっ、何言ってん 』
「 先輩は中途半端すぎます！！ 」
『 中途半端って、言うたって、、、 』
だって、あれから
2人きりになる機会は沢山あったのに、
はっきり好きっていうわけでもなく
スキンシップしてきたかと思ったら
ちょっと抱き寄せるくらいでそれっきり＿＿
好きも付き合うもないのなら、
いっそ強引にキスくらいしてくれれば良いのに、
まあ、藤原先輩がそんな事するはずもなくて。
だから、
痺れを切らした私が遂に言ってしまったその一言。
この時のあからさまにアワアワした先輩の顔、
みんなにも見せたかったなぁ。
でも本当にびっくり。
こんなにも私が、先輩にベタ惚れになっていたなんて＿＿
『 っ、なんなんもう、調子狂うわ… 』
「 嫌、でした？ 」
『 どの口が言うてんねん、 』
「 この口、ですよ 」
『 ･･･っ、煽ったんAやからな？ 』
「 やっと本気出してくれます？ 」
『 ･･･アホ、後悔してもしらんで 』
もう、先輩の腕に閉じ込められるだけじゃ
満たされないくらいに好きは増していた＿＿＿
私の恋人は職場の( 実は密かに尊敬している )先輩。
かっこよくて頼りがいのある人。
でも１番好きなのは私にだけ見せてくれる
とんでもなく甘えたな姿だったり…
■ Wednesday's story end.
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fumi(プロフ) - コムねこさん» わぁ、ありがとうございます🥹そんな風に言っていただけて書き手としては嬉しい限りです🥲💓実はafter story書き出します🥹🥹ぜひまた見ていただけたら嬉しいです☺️ (6月2日 0時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - Mayさん» はじめまして！そう言って頂けて嬉しいです🥰これからもお楽しみいただけますように☺️💘 (5月17日 10時) (レス) @page47 id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
May(プロフ) - 初めまして😊fumiさんのお話大好きで何度も読み返してニヤニヤしてます✨付きあった瞬間がめちゃくちゃキュンキュンするので、大橋くん最高でした❤️これからもラブラブな様子を見たいです。楽しみにしてます✨ (5月13日 11時) (レス) @page44 id: bd032340ec (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - Daigo0211さん» いつもありがとうございます🥹7人共悩みながら書いてきたのでそう言って頂けることが本当に嬉しいです🥲 (5月4日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - かなっぺさん» 何度でもコメント嬉しいです🥺いつもありがとうございます…！恭平くんのお話についても…😭励みになります🥹番外編というか、その後？書きたいなぁと思ったりしてます🥰 (5月4日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年4月2日 14時
