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朝、目が覚めれば見慣れない景色。
夢なのか、現実なのか
まだしっかり頭が働かないまま
視界に捉えたのは＿＿＿
「 ･･････ 」
私の選択肢が違っていれば、
これが私の日常になっていたかもしれない＿＿
なんて、夢みたいなことを思ってしまう朝。
「 ごめんね、私の我がままに巻き込んで、 」
思わず口から出た懺悔。
そう、私は加害者で、彼は被害者みたいなもの。
どっちも同じ、と思われるんだろうけど、
私からすれば違う＿＿＿＿
私が手を伸ばしさえしなければ。
この手を離しさえすれば、彼は自由になれるのに。
『 … … … 』
すやすやと眠りにつく彼の表情は柔らかくて。
本当なら、こんな汚い関係じゃなくて、
心から大切な人を見つけて、その人のことを堂々と
愛せるはずの人なのに＿＿＿＿＿
考えれば考えるほど、視界が歪んで、
このままだと彼のシーツを濡らしてしまう…
そっと起き上がれば涙は頬をつたって、
それは簡単には止まらない。
自分でも制御できない涙を慌てて拭おうとすれば
その手は隣で寝ていたはずの彼に捕らえられてしまった。
「 ！？？ 」
『 なに、泣いてん 』
「 …泣いてないよ 」
『 嘘つきやん 』
まだ眠そうな彼の瞳がゆっくり私を捉える
吸い込まれるみたいに、
一度捕らえられたら離れられなくなって
起き上がったはずの身体を再びベッドに沈めた
『 いつも目覚めたら旦那が隣おるんよな 』
「 ・・・ 」
『 寝起きに、したりせーへんの？ 』
「 しない、よ 」
『 へぇ、朝はしない派なんや、』
「 そんなの聞いてどうするの…っ、 」
『 …別に？俺はどっちもする派やなぁって
思っただけやで。 』
「 ･･･ちょっ、ね、これから仕事･･･っ 」
さらっと跨ってきたかと思えば、
私の首元に顔を埋める＿＿＿
「 ･･･っっ、 」
『 スイッチ、入った？笑 』
「 ねぇ、ほんっと、遅刻するから、 」
『 ええやん、たまには。
俺ら��優秀コンビ��やねんから 』
そんな��優秀コンビ��が
裏でこんな事をしてるだなんて、
誰も微塵も感じてないんだろう＿＿
いや、勘づかれたら終わり。
だから、絶対にバレないように。
カーテンの隙間から陽が差し込む中
私達は更に闇深いところに堕ちていった＿＿
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fumi(プロフ) - りょうさん» ありがとうございます…！余裕があったら続き書いてみます…！☺️ (9月1日 0時) (
レス) @page47 id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結？おめでとうございます！続編楽しみに待ってまーす🫡 (8月30日 23時) (レス) @page47 id: f81b8b1a26 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - いちご大福さん» コメントありがとうございます…！わぁ…なんて嬉しいお言葉でしょうか🥲ありがとうございます🥹2人の結末やいかに、、、 (7月17日 17時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - あ〜続きが気になる。できれば、できれば幸せになって欲しいです。fumiさんの描く大吾くんがめちゃめちゃ好きです！応援しています😊 (7月16日 8時) (レス) id: 141b81de70 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - かなっぺさん» 何かイメージ出来るのこんな役ばっかりなんですよ🥹どうしましょ(笑)ありがとうございます🥹2人は幸せになれるんでしょうかね、、、🥲 (6月2日 1時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年4月2日 0時
