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ちょっと寝不足で迎えた朝———
支度をしながら、少し動悸がしていた
「はぁ…なんか緊張する…」
見てほしいものがあってと理由をつけた私は
今一番会いたい人とこれから待ち合わせ
彼と一緒に初めてあの場所に行ったのは、
もう何年前のことになるんだろう？
はじめは何の気無しにふらっと寄ったあの場所が
いつからか私達の定番になっていた。
でも、いつもと違うのは、
普段は夜になってから向かうその場所への道を
明るいこの時間に歩いているということ。
あまりの緊張で待ち合わせより早く着いてしまう
「あそこで、待ってよう」
平日の昼間だけど、人気のないこの場所。
ゆっくり目的の場所へ向かうと
まさかの先客がいて、思わず声が出た
「へっ？！」
『っおおっ、びっくりしたぁ』
「こっちの台詞だよー笑」
『いや、なんかちょっと久しぶりやったから懐かしくなって笑』
「だからって真昼間から男の人が1人でこんなとこに居たら職質されちゃうよ？笑」
『Aやって来ようとしたやん〜』
そういって、その場所を少し詰めて
隣を空けてくれたのは＿＿＿
「ここは駿には狭いって言ってるのに笑」
『でもなんか落ち着くやん〜』
背が高いのに、土管の遊具の中に
縮こまる駿を見ていたら、
何かもうそれは面白い光景で、
笑いが止まらなくなってクスクス笑ってると
『なに笑ってんの、ええからこっち』
そのまま手を引かれて
私も一緒になって土管の中に入る
『･･･なぁ覚えとる？ここで、さ。』
駿が言いかけて、でもちょっと詰まらせる
あの日、気持ちを伝えてくれてから
暫くは『なぁ、返事は？』って色んな言い方で
聞いてきていた駿も、
次第に、会う度から2回に1回、4回に1回と
尋ねる回数が減ってきて。
終いにはもう聞いてくることが無くなっていた
それはきっと＿＿＿
私が日に日に自信を
無くさせていたからなんだと思ってた。
「忘れるわけないよ。」
『･･･俺も忘れへん。気持ちが届いたんやって思えた瞬間やったし。』
ふっと笑った駿の横顔が、
とんでもなくかっこよくて＿＿
思わず見惚れてしまう
「駿、これ見て欲しいの。」
昨晩、見て欲しいものがあると伝えたあと
私は数年ぶりに手紙を書いた
言葉にしづらいことも、
文字なら真っ直ぐ伝えられることもある。
手紙を受け取った駿は
ゆっくり、ゆっくり——
時折、目を見開いたり笑ったりしながら
どこか嬉しそうだった＿＿
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fumi(プロフ) - Daigo0211さん» わ〜！わざわざこちらにコメントありがとうございますっ🥺💓どんな感じにしようか迷ってるのですが…書いていて楽しい作品だったので書きたいなぁという気持ちです🤤❤️ (2022年11月19日 20時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
Daigo0211(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。続編あるかも、、、は嬉しすぎます❤️ぜひお願いします🙆♀️ (2022年11月19日 16時) (レス) id: 2f0ef62747 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - みみかさん» 嬉しいです…！最後までありがとうございました＾＾その後の2人の番外編良いですね、、！需要あれば書いてみようかな…🥺🫶🏻ありがとうございますっ✨ (2022年10月9日 20時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
みみか(プロフ) - 無事に完結できてよかったです！ハラハラしたりドキドキしたりしながら楽しく読ませてもらいました！その後の2人の番外編などをまた書いていただけたら嬉しいです！ (2022年10月6日 0時) (レス) id: 07c2e13fa2 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - ぴぴさん» いつもありがとうございます🥹💓私も道枝くん報われてくれ…！と書きながらずっと思ってました🥺道枝くんメインのお話また書けたら、なんと思ってます☺️💓応援いただきありがとうございましたっ🫶🏻 (2022年10月5日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年8月30日 19時
