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兄「本当はマネージャーとしてこういうの容認するべきじゃないって分かってる上で、でもずっとA達を見てきたから、信頼してるから、だから送り出すんだからな…？」
「お兄ちゃんには感謝しかないよ」
少しだけ涙目で送り出してくれた兄は私が言うのもあれだけど本当にシスコンだと思う
兄「まさか、謙杜に拐われてくなんてな…」
「拐われるって誘拐じゃないんだから…笑」
兄「このこと…駿は知ってるんだよな…？」
「･･･うん。話したよ。良かったなって言ってくれてた。」
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駿佑の揺らいだ視線を忘れる訳ない——
「私ね、謙杜くんと一緒に住もうと思う」
道「そっ、か。･･･良かったな！長尾とやと毎日うるさいやろな〜でも、きっと楽しいよ」
「確かに、うるさいかもね…笑」
道「俺は、Aが笑っててくればそれでええよ」
「･･･駿佑もだよ」
道「俺っ？」
「駿佑も笑っててくれなきゃ嫌だよ。私が言う資格無いと思うけど…」
私の言葉にはにかんだ駿佑は、
直後に背を向けた
道「なあ、もし、もしもやけどさ。こんな事不謹慎なのは分かってるけど…例えば、Aが泣くようなことがあったら…俺のこと呼んでくれへんかな」
「えっ…？」
道「明日でも、1年後でも、5年後でも。必ず飛んでいくから。」
「それは…駿佑にとって良くない約束だね」
道「いや、その約束があれば俺、笑ってられる…」
表情が見えない…
今どんな気持ちなの、私はまだ苦しめてるのかな
「･･････ねえ、こっち向いて？」
ゆっくり、駿佑の身体をこちらに向けると
片目から涙が落ちるのが見えた
残酷だけど、あまりに綺麗すぎるその泣き顔は今まで見たことのない表情で、胸が締め付けられた
「･･･分かった。約束する。
でも…私からもお願い。もし、私から連絡が来るような事があった時、駿佑の隣に大切な人が居るなら、どうかその連絡は無視して」
道「想像出来へんけど…約束する。」
差し出してきた駿佑の手をゆっくり握る
それは恋人繋ぎでも、普通の手を繋ぐ行為でもなく
「ありがとう」の感謝を込めた握手だった——
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駿佑とのやり取りを思い返しながら
ずっと住んでいた家を出る
A今、家を出たよ
謙杜迎え行かれんくてごめんな。待ってるで…!
ここからが始まり———
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
