122.誰か止めて ページ31
･
※流星くん目線のお話＿＿
大吾「」 流星『』
『大ちゃん、何か俺に隠してへん？』
「･･･隠しとらんよ」
『嘘やん、何年一緒に居ると思ってん？』
「･･･」
『それに、さっきのなんなん？』
「さっきって･･･？」
『俺の手、Aちゃんから払いのけたやろ？あれどういうこと？』
「いや、だって。Aには謙杜が居るんやし、あんまりスキンシップしとったらえー気持ちせんやろ？」
いやいやいや。
謙杜が居ろうがいっつもAちゃんにひっついとる大ちゃんが何言っとんねん。
俺がAちゃんにあーするのだっていつものことやし、今更なんなん･･･？
『なあ、大ちゃん。何考えとん･･･？』
「俺は別に、、何も考えてへんよ」
『——大ちゃんがさ、Aちゃんのこと１番に考えて今まで気持ち押し殺してAちゃんの背中押してきたんは俺はよく分かってるつもりやで･･･？』
「せやな･･･流星は全部知っとるよな——」
そのまま大ちゃんはゆっくり天井を見上げた。
その瞬間、大ちゃんが今何を考えとんのかが分かって、俺はどうしたらええのか分からんくなった。
「きっついなぁ―･･･」
『大ちゃん･･･』
「分かってるんよ。今更やし、あかんよなぁって。」
大ちゃんの気持ちは痛いほど分かる。
やけど、だからって今更大ちゃんの背中押すことなんてできひんよ…
「昨日、近くまで用があったからついでにAのとこ寄ったんよ。少し前に連絡して。でも返事全然帰ってこんくて、おかしいなって思ってそのまま家行ったら、あの子倒れててん…」
『え？』
「大丈夫やってんけどさ。謙杜には言わんで、心配かけたくないからって縋るように言うねん。」
『絶対言った方がええやつやん…言ってへんの？』
大ちゃんは言葉に詰まった。
きっと自分の中でも葛藤してるんやろけど…
でもその後の大ちゃんの発言に俺は驚愕した＿＿
「キス、した」
『･･･は？』
「Aは泣き疲れて眠ってて気付いてへんけど」
『ちょ、待って。大ちゃん何してるん？！』
「無理やってん、もう限界や…」
『大ちゃんストップ。落ち着いてや。なぁ。』
こんな弱気な大ちゃん久しぶりに見た。
自分でもどうしようもできない感情に、戸惑ってるのは十分伝わってくる＿＿
俺には止められへんかもしれん…
誰か、止めたって…
大ちゃんが、Aちゃんが、謙杜が、
傷つく前に＿＿
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
