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———？「ごめん。謙杜やなくて…」
意識が途切れる前に、そんな言葉が聞こえた気がした。
次に目が覚めた時にはいつものベッドで、
真っ暗だったはずの部屋には少しだけ明かりが灯されていた。
「･･･あれ、私…」
？「目、覚めたか…？」
「･･･えっ？！大ちゃん？！」
そこには何故か大ちゃんが居た。
どうしてここに…？そんなことを思いながらも心配してくれていた様子が表情から伺えて申し訳ない気持ちになる。
西「良かった。ちゃんと食べてへんかったんやろ？ぶっ倒れとるからびっくりしたわ…」
「ごめっ…心配かけちゃって…なんか最近ずっと寝付けなくて…食欲もないんだよね、」
西「･･･謙杜は知ってるん？」
「あっ、うん連絡はしてる、よ？」
西「その様子じゃ体調良くないこと言ってへんやろ…」
「･･･謙杜くん、今大変だから。余計な心配かけたくなくて。だからお願い大ちゃん、この事言わないでくれる…？」
西「それで、Aはええの…」
「ええの。なんて、へへ、、笑」
大ちゃんにも心配はかけたくない。
我ながら酷い強がりなんてことは分かっていた。
本当は寂しい。謙杜くんに会いたい。
そばにいて欲しい。不安で堪らない…
近くに居ない間にいなくなったりしない…？
そんなことさえも考えてしまう…
西「謙杜には言わへん。約束する。でもな…強がりはあかん。Aが壊れてしまうで…？」
「･･････」
西「＿＿俺に、甘えたらええやん。今思っとる事全部吐き出し？受け止めたるよ。全部。」
今までも。いつも背中を押してくれていた大ちゃん
大ちゃんは同い年なのに、私よりも遥かにしっかりしていて、言葉にも説得力がある。
そんな大ちゃんに相談するといつも心がスッキリする。だからこそ時々、甘えてしまう自分がいた…
「大ちゃんっ…」
西「よしよし。頑張ったなぁ。えらいよ。Aはえらい。」
「怖いよ…っ私、怖いっ…」
お兄ちゃんみたいな包容力。
そっと抱き締めて、優しく頭を撫でてくれる。
恥ずかしいくらいに今の気持ちを泣きながら訴えて、それを何も言わずにただただ聞いて頷いてくれていた。
気が付けば泣き疲れて、
大ちゃんの胸で寝てしまったことなんて、私は目が覚めたら忘れてしまっている。
そんな私に、大ちゃんがそっとキスを落としたことも＿＿
西「ごめん、謙杜＿＿＿
でも俺、後悔してへん･･･」
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
