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道「･･･ごめん、長尾。俺が勝手に来ただけやから。だから、Aは何も知らないから、、」
謙「･･･もうそれ、やめてくれへんかな」
道「ほんまごめんって、ちゃんと話したかっただけなんやって･･･」
どうやら駿佑は、私たちに話をしようとここに来たらしい･･･
でも、２人が言ってる意味は少し分からなかった。
謙「俺ら大丈夫やから。みっちーが心配することなんかあらへんって。」
道「でも、長尾最近おかしいって皆心配してんやで？」
謙「･･･俺やって気にしんようにしてるんやって！なのに、口開けば２人してお互いのことばっかりややからやろ･･･！さすがにくるって･･･」
謙杜くんが吐露したことは、まさしく大ちゃんが言っていたことそのままだった。
私だけじゃなく、謙杜くんを心配した駿佑はきっと私を擁護するような言葉を羅列してしまっていて、それが謙杜くんを追い詰めていたんだ･･･
「ごめん駿佑。今日は帰ってもらってもいいかな」
道「･･･分かった。」
これ以上３人でいたって、きっと何も良い事はない。
私に今出来ることはこれしかなかった。
駿佑が帰り、２人きりになる。
一緒に住みはじめてから２人で居るのにこんな静かだったことなんてない――
この沈黙を破ったのは謙杜くんで、
その謙杜くんから出た言葉は受け入れられるものではなくて、そんな事を言わせてしまう状況になってしまった事実がただただ辛かった･･･
謙「Aちゃん…もう俺と居らん方がええんやないかな…」
「な、んで…そんな事言うの…」
謙「このままやと自分がどんどん嫌いになる…」
「･･･でも、それでも、謙杜くんと居たいと思う私はどうしたらいいの…？」
こんな時、涙を流すような女ではありたくなかったけど、気持ちとは裏腹に涙が止まらない
そんな私を引き寄せて力いっぱい抱き締めてくれた謙杜くんも鼻を啜っていて、あんなに笑顔が素敵な彼を私は何回泣かせるのだろうかと自己嫌悪に陥る
謙「俺も、Aちゃんと居りたい…っ」
「うんっ」
謙「一緒に居っていいのかな、俺こんなんやで」
「謙杜くんがいいんだよ。謙杜くんじゃなきゃ嫌だ」
謙「ホンマに…？」
「･･･ほんまに。」
身体を少し離して向き合うと視線が交わって、
お互いに泣きながら笑い合って。人様に見せられるものではなかったけど、それでもこの瞬間はとても幸せなものだったことに変わりはない——
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
