君達、出発だ！2 ページ22
JM『俺、今幸せかも〜。ふふっ。』
ジミンさんが小さく呟く。
確かになんだか幸せな気分になれる。
JM『このままヌナとここに住んじゃおうかな。』
JN『何言ってんの。』
ジンさんがお菓子を食べながらツッコむ。
いつのまに来たんだ。
JM『ちょっとヒョン！顔にお菓子のカス落とさないでよ！』
JN『あ、ごめん〜！わ・ざ・と♡』
バリバリと煎餅を齧りながらジミンさんと私の顔に破片を落とすジンさん。
ほんと意地悪だな。
しかしジンさんが空気を割ってくれたおかげで現実に引き戻された私は本来の目的を思いだした。
『行きましょうか。』
ジミンさんは不満気な表情をしながら荷物を持って玄関に向かった。
『…聞こえましたよね？』
ジンさんが私の隣に座る。
JN『うん。』
私の頭に乗った煎餅のカケラを手ではたいてくれる。
JN『僕さぁ、自分にはこんな感情ないと思ってた。』
意味がわからない。
JN『ムカつくなぁ〜とか、何だよ〜！とか思った事は沢山あるけど、時々感じるこの気持ちがよくわからなかったんだ。』
私の前髪を指先で遊ばせるジンさん。
JN『でね、気付いたんだよね。』
いきなり私の鼻をギュッと掴む。
JN『僕にも嫉妬心ってものがあるんだって事。』
私はプハッと口を開いて息を吐く。
その瞬間にジンさんが鼻から手を離して私にキスをした。
彼の舌が私の口内をグルリとなぞり、離れていく。
JN『他の男の腕の中で幸せそうにするのやめてよ。…なーんてね！』
真剣な顔で言ったと思ったら、すぐにいつものふざけたような笑顔になった。
な、なんだ。びっくりした！
『ちょっと、いきなりはやめてください。しかも舌が…。』
JN『じゃあキスしようって言ったらさせてくれるんだ！ヒャッヒャッヒャッ！』
『からかってないで早く行ってくださいよ！』
ジンさんはいつもの笑い声をあげながら荷物と煎餅を持って移動する。
いや、煎餅は返してくれ。
さて、次は…。
『ジョングクさん。お迎えが来ましたよ。』
牛乳を飲みながらスマホをいじっている彼の背中をバシッと叩いて急がせる。
JK『まだ牛乳飲んでない。ちょっと待って。』
私はジョングクさんの手から牛乳が入ったコップを奪って、ひと息で飲み干す。
『早く行きますよ。(圧)』
JK『なんか前にもこんな事があったような…？』
ジョングクさんが首を傾げながら玄関に向かった。
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たるぎうゆ(プロフ) - やみいさん» こんにちは！物凄い褒めてもらえてこちらこそありがとうございます！嬉しい〜(o^^o)ささやかながら、お力になれたようで幸せでござります。 (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
やみい(プロフ) - 控えめに言っても最＆高です！はぁー面白たまらん。日常の疲れやイライラが解けていきまする。出会えてよかった。素敵な作品をありか待とうございます。 (2022年3月2日 12時) (レス) @page17 id: 10e6baffc5 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - あっとゆんぎゃさん» こんにちは、いつもコメントありがとうございます！こっそり戻ってまいりました笑。相変わらず不定期過ぎな更新なのですがのんびりとお付き合いいただけたらなあと思います(^.^)本当にいつもありがとうございます！ (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - JMさん» こんにちは、コメントありがとうございます！亀更新が過ぎる感じですが、待っていただけてたなんて感謝です！またこっそり更新していくと思いますのでお暇な時にでも覗いてもらえればなあと思います(^^) (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
あっとゆんぎゃ(プロフ) - 待ってました😆❤️ムフフ← 笑 はぁ、やはりたるぎうゆ様の作品大好物です🥰🤣👍 (2022年1月31日 19時) (レス) @page49 id: 2d773c2bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月30日 18時
