3年A組---人質って...先生どうして---7 (ページ16)

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さくらside

何か...Aに疑われちゃった...

でも何も隠してないし、Aの考え過ぎ

そう思いながら教室に戻って来たら堀部さんと西崎さんが隣同士に座って先生が置いてったパソコンをいじっててそんな2人を囲むようにみんなが立ってた

堀部「解像度上げるソフト入ってるから...これ使ってみるか」

西崎「う～ん...ネットに繋がんないからあるものを利用しないとな」

石倉「...っ、お前らちょっと距離近くねえか...？」

石倉君は2人の距離が近い事に不満があるらしい

花岡「何で石倉がそんな事気にすんの？」

石倉「あっ？」

結城「もしかして瑠奈の事...」

石倉「はぁ！？」

兵頭「あ～そういうことね」

石倉「そんなんじゃねえよ！」

明らかに動揺してる...

兵頭「いい、いい...」

石倉「やめろよ！そういうの！」

瀬尾君はみんなの輪から1人離れた

逢沢「ねぇ」

そんな瀬尾君に逢沢君が声をかけた

でも私の距離からだと2人が何の話をしてるのかは聞こえない

逢沢「スポーツ推薦貰ったのって豪翔大学？」

瀬尾「そうだけど...」

逢沢「...豪翔大学で武智の推薦者のほとんどが1年目で大学辞めてるっ知ってる？」

魚住「っ何それ...」

逢沢「武智は選手の能力を見極めないで推薦するから、大半が練習に追い付けなくてメンタルをやられるって」

魚住「...初めて知った...」

瀬尾「......だから何だよ」

その声はハッキリ聞こえて顔を少し瀬尾君に向けて耳を傾けた

瀬尾「力がなきゃ生き残れない事くらいは分かってる

...覚悟はできてるよ」

瀬尾君は教室から1人出て行った

何を話してたんだろう...その疑問だけが残った

そんな事を考えてたらスピーカーから

柊「諏訪、すぐに準備室に来い」

先生の声が聞こえた

諏訪「準備室？何で」

水越「とりあえず行ってきたら？」

諏訪「だね」

諏訪さんは準備室に向かった

それにしても...A遅いな...