・力量 ページ27
…………というわけで今、こうなってしまっているのだ。
感情を持たないAは特に興味がないのか無表情のままだがそれでも炭治郎達は諦めず話しかけ続けているのだ。
アオイ「それでは反射訓練はじ…」
竈門「あ、アオイさんちょっと待ってください!」
炭治郎は手を挙げて始める前にAを今一度見た。
竈門「A!」
A「何用でしょうか」
竈門「薬湯、躊躇いなく俺にかけて良いから!
というかぶっかけてくれ!」
A「承知しました」
アオイ「もう良いですか?」
竈門「はい!」
アオイ「では……はじめ!」
バシャッ
Aだって柱だ。
当然、炭治郎達とは力量の差が半端ないわけで一瞬で決着はついた。
Aが炭治郎の顔を拭こうとすると「もう一回してくれ!」と炭治郎が言った為、反射訓練は続行させることになった。
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竈門(負け続けてびしょ濡れ……さすが柱……)
A「…申し訳ありません」
Aは炭治郎の顔を手拭いで拭いた。
竈門「ありがとう…Aは凄いな!」
A「感謝致します」
Aは手拭いを畳んで机に置くと何かに気づいたように扉の先を見た。
誰か居るのだろうか、そう思い炭治郎はAの視線の先を見ると一つ歩いてくる見覚えのある人影があった。
A「…時透さんですね」
時透「あ、気付いてたんだ」
竈門(あの人…確か柱合会議で…なんて言ったっけ、しのぶさん……あ、思い出した!)
霞柱・時透無一郎だ。
無一郎は炭治郎を見ると思い出したように「君が炭治郎?」と聞いた。
竈門「あ、はい!」
時透「胡蝶さんが呼んでたよ。
話したいことがあるって」
竈門「そうなんですね!わかりました!
じゃあA、また今度!」
Aは綺麗なお辞儀をして炭治郎を見送った。
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作者から
この頃の炭治郎と無一郎は仲が良いわけではないので炭治郎の無一郎への口調を敬語にしました。
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sayuri - イメ画うますぎ (2021年10月22日 11時) (レス) @page2 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
みかんといちご - 鬼の昆布ww鬼さんそんなの持ってたの!?←人のお肉に飽きたかなっ☆めっちゃ笑いそうでしたww (2020年8月28日 22時) (レス) id: 085b083a26 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - リュウさん» ありがとうございます!とても嬉しいです! (2020年5月2日 7時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - こんにちは!とっても面白いです! (。∀°)コンブゥ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 34e5e3f3ce (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - 津鬼流さん» 良いですよ!昆布教へようこそ!あなたも私もこ〜んぶ♪コンブゥ(°▽°) (2020年4月21日 8時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2020年3月26日 12時