once again 15 ページ18
8月30日
五日目だというのにAが来ない。
来ないのが心配で仕事もはかどらない。
禰「お兄ちゃん、やっておくからAさんのこと探してきたら?」
禰豆子が俺の様子を察したみたいだ。
炭「っああ、ごめん…」
禰「大丈夫、大丈夫!それより早く迎えに行ってあげてよ」
禰豆子が安心感のある笑顔を見せた。
帰ってきてから安心感が無いAの笑顔とは対照的な。
禰豆子に感謝して俺は店を出た。
もう空が赤らみ始めているというのにAが来ないなんて…
Aがいつも帰っている方向を頼りにAの匂いを見つけようとした。
嗅覚のお陰か匂いはすぐに見つかった。
こっちかっ…!!!
赤い十字架を無視して匂いを辿るとAのカーディガンの裾が見えた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夢主side
そろそろ行こうかな……
了承してくれなかったらどうしよう…
…………………大丈夫か
炭治郎は優しいから。
炭治郎の日輪のような赤い瞳を思い出す。
髪も赤みがかっているし、耳飾りも山の上に昇る日のようなデザインだ。
炭治郎は太陽の象徴。
炭治郎の周りはいつだって陽だまりが出来てた。
その陽だまりに私は毎日のようにいて
炭治郎の隣は暖かったなあ。
でもだからこそ
貴方の象徴である太陽を曇らせたらいけないから
本当は私が近づいたら駄目だったんだけど
どうしても会いたかった。
あの日常から
抜け出したくて
さい……
「Aっ…」
A「はっ…?」
手首を誰かに掴まれた。
この太陽のような温もりは………
A「炭治郎……?」
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おもち - 絵が上手い〜〜〜〜〜〜〜昆布の神様〜〜〜〜〜〜〜〜((ハイスイマセン 昆布の神様は、天才っす大好きです。 (2020年7月10日 16時) (レス) id: 4032c9a3e8 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - ユリの花さん» 感動系の物語として書いたのでそう言ってもらえて嬉しいです!死に別れたままでは何故か私が嫌で無理やりにくっつけました(>_<) (2020年4月22日 9時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 完結おめでとうございます!この話読みながら泣きました…。本当に感動しました!最後はハッピーエンドで良かったです! (2020年4月22日 9時) (レス) id: f37e4c3ce2 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - mniさん» ありがとうございます!誕生日が偶然にも重なったりするとテンション上がりますよね! (2020年4月20日 9時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
mni(プロフ) - コメント失礼します!物語が私の誕生日から始まって嬉しかったです!((作者様はお前の誕生日なんか知らんぞ〜))とっても面白い話です!他の作品でも頑張って下さい!! (2020年4月20日 2時) (レス) id: 15b85f7a35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2020年3月15日 14時