季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第参話

第佰弐拾伍話 ページ45

その際、一瞬電気が消灯するがすぐに治った


煉獄「君たちは、お館様の時の……」


炭治郎「はい、竈門炭治郎です」
『杠ハルミです。
こちらは同じ鬼殺隊の、我妻善逸さんと嘴平伊之助君です。
何卒よろしくお願いします』

煉獄「そうか。それで、その箱に入っているのが…」


そう云い目線を箱の方に送る


炭治郎「はい。妹の禰󠄀豆子です」


そして次に貴方の方を向く


煉獄「杠少女も同じか…」
『はい、彼は記憶喪失ですが、名前はわかりました』
煉獄「そうか！良かったな！アッハハハハハ!!」


そう笑う煉獄


煉獄「お館様がお認めになった事、今は何も云うまい」
『誠にありがとうございます、炎柱様』
煉獄「名前で構わないぞ、杠少女！」


そういう煉獄。貴方は『わかりました、煉獄様』と云い改めてお辞儀をした
すると煉獄は隣の席を軽く叩く


煉獄「ここに座るといい」


それのみ


…


煉獄の隣に座る炭治郎
貴方と善逸と伊之助は一緒に座り合う


伊之助「すっげぇ!!主の中スゲェ!!」


と窓を叩きながら興奮する伊之助。
隣の伊之助は仮面を引っ張りながら「少しは落ち着けよ！」と云う
その際、貴方は少しばかり関心したとか…


そんな中で炭治郎と煉獄が話す


『あ、ダメだよ伊之助君。窓を開けては』
伊之助「なんでだ!!」
『すごく強い空気が入ってくるんです！先程、煉獄さんの声と同じくらいの』

伊之助「なんだと!?なら確かめないと!!」


注意するはずがまさか逆に好奇心を煽ってしまった
『しまった…』と思いながら口を押さえる
すると袖を引っ張られる。嘉仁からだ


嘉仁「出てきてもいい？」
『え、えぇ…でも、貴方は大丈夫ですか？』
嘉仁「うん。体が小さいままの方が善いと思う。今はね」


どこか悲しい顔をして笑う彼…、嘉仁に悲しみを覚えた
勿論、「文字」からでも見える「不安」…


『大丈夫です。私達がいますから、ね？』
嘉仁「ありがとう。ハルミさん…それに、隊員さん」


と笑った。


するとワタワタする声が右後ろから聞こえる。
そちらの方へ見ると…


煉獄「俺の継子になると善い!!面倒を見てやろう!!」


その声が大きく聞こえた
どこかしら炎も見えた気が……？


炭治郎「待ってください！そしてどこ見てるんですか!?」

善逸(「…変な人だな」)
(『…変わったお方ですね、、』)


と同時に思った。
　
　

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