季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第参話

第佰弐話 ページ22

そう云った直後…、刃を片手で取る


『なッ⁉』
少年鬼「…、」


そして音がギリギリとなる…。折ろうとしているのだ
だから貴方は思いっきり顔を蹴るが…、びくともしない
動かない

代わりに脚首が捕まってしまう


『ッ!!離せ!!』
少年鬼「離す訳ないじゃん…。でも、こっちは離す…、」


そう云い、刃を取られて、遠くへ投げられてしまう
現在の状況は上下が逆になって、脚首を掴まれている


『グッ…ゥア!!ッやめっ!!』


脚首の痛み、そして傷つけられた傷が痛む
踠くがびくりともしない…むしろ痛みが増す


炭治郎「ッ!!ハルミーーーッ!!」
『炭治郎は禰豆子ちゃんの所へって云ったでしょ!!
貴方は禰豆子ちゃんの所へ行って…そして逃げて!!』

炭治郎「!でもハルミ技置いていくなんて出来n…」


『この状態を見てそんな事云えるのかッッッ!!
この状態を!!貴方は自分と禰豆子ちゃんだけを考えて!!私を気にするなッ!
逃げろ!いいから…逃げろ!!』


こんな状態…、絶望の淵にいても貴方は炭治郎を優先にする
自分よりも…大切な仲間を優先するその勇気

勿論、自分も助かりたい…だが炭治郎のの願いは？
炭治郎の願いはどうなってしまうのか？
だからここでは終わらせない…、終わらせるわけにはいけない

炭治郎を生き延びさせる為に…


『私をこれからどうするの…？少年くんッ
鬼になるようにするって云ってるけど…どうするの？』
少年鬼→累「僕は累だよ。杠ハルミ…。大丈夫、すぐになれるよ
痛みは少し来るけど…我慢できるよね」

そう云い、貴方は投げ飛ばされる


『ゥア"!!グッ…、』


そして頸襟の鈕(ぼたん)が2、3個を外す
手首と顔を掴まれる。身動きが取れないのだ…


『やめてッ!離せ!!この!!』
累「大丈夫だよ…。じゃあ…、」

そう云い、頸元を噛む
痛みが首に伝わる


『ア"ァアアアアアアアッッッ!!ア"ァ!ガッァッアァ……、ァッ』


そしてどんどん力が緩んでしまう
痛みが増す気がした…


累「ハハ、弱くなってる…、可愛いね、」


貴方の頬を触る累
只々怖くなった…、逃げたいのに、手も脚もほぼ動けない


累「でも…、後でやろう。その方が楽しいに決まって入る。だから…、」


そして糸が貴方に絡まり、近くにある木に縛られる


『ア"ッ!ガァッ!ゥ…ア!!』


手頸にも脚首、そして頸にも糸が纏わり付く
息が苦しいが、それでも動けとさらに痛みが走る


累「フフ、楽しみだな〜…、さぁ、…やろうか」


そう云い、炭治郎の方へ行ってしまう…

第佰参話→←第佰壱話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す