季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第参話

第玖拾陸話 ページ16

『！伊之助君…』

そう云い駆け寄る

『動かないで、今手当てを…』
伊之助「うるっせぇ!」


そう云い、背嚢(はいのう)に手を出そうとした手を掴まれる


『…、でも、傷に菌が入ったら』
伊之助「俺に細かな気遣いをすんじゃねぇ!いいか？見たか？
アイツが出来ることは俺にもできるんだ!!だから俺が壱番強いんだ！
だから、だからッ…、」


息が荒くなる、我慢している事がすぐに解る
だから、掴んでいた手を振り急いで治療品を出す


『お願い、これくらいはさせてッ…、貴方を…、みんなを死なせたくない』


そういうが、「いやだ！やめろ！」と駄々こねるように拒否る


『せめて血だけは拭かせて、お願い…ッ、』


そういった途端、伊之助は途端に動かなくなる
そうやっているうちに、炭治郎が来る


『炭治郎…、糸の鬼は…、』
炭治郎「あぁ、斬った。斬ったけど…、
あの人からは「恐怖」と「苦痛」の匂いがした…。死を、切望する程の…

それにあの人は云ってた。


十二鬼月がいる

と…、」
『ッ十二、鬼月…ッ、』


その言葉を聞いた途端、少しだけ鳥肌が立つ


『そう、か…。……、うん、解ったか…。
はい、出来たよ伊之助君』
伊之助「あ"ぁ？…、あぁ」

『炭治郎、次はどこに…、』
炭治郎「取り敢えず、十二鬼月を探さないといけない…、それと善逸も」
『、だね…、いくよ伊之助君』


貴方は立ち上がり、そして伊之助に手を差し伸べる
が、それをはらい、自分で立つ


伊之助「俺は弱くねぇ！」
『そうだね、強いよ伊之助君は。私と全然違って…、とっても強い
これからも頼りにしてるわ』


そういうと伊之助は固まる…


__ホワホワホワ〜…__

…

3人で歩いていく
その際、川を見つける川には石がありそこを使って向こう側へ行く

貴方が行こうとした時だった…



何処から雷の音(・・・)が聞こえ、落ちた


『雷？一体どういう…、炭治郎行ってみよう』
炭治郎「あぁ、伊之助…、お前は下山するんだ」


伊之助「……は？」


炭治郎「山、下りて」

伊之助「何だよ!!死ねよ!!」

炭治郎「ぁ、いや…、怪我が酷いから」



伊之助「俺は怪我してねぇッッ!!!」


「『…え"ぇッ？』」
『いや、あの…、伊之助君、私治療はしてないけど血だけ拭いた状態だし
それは、怪我が完治したわけじゃん…』


「鬼」


振り向くとそこには女の子の鬼蜘蛛がいた

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