化学で世界を救う少女【Dr.STONE】

2…KING OF STONE WORLD ページ16

大樹「それで千空、誰から復活させんだ？」


と座っている貴方に問う


『あぁ？どうせ全員叩き起こすんだ。
誰からでも良いわそんなもん』


とどうでもよく言うが…


『クッフフフ…、いきなり殺人鬼みたいな奴起こすのはアレだけどね』


と少し笑いも入れていった


大樹「そうか…、」


大樹は真剣に考えた。貴方は少しだけ黙り込む


『最初の人間決めんの面倒くせぇな〜…』


そう言いながらも立ち上がり、服を叩く
右手で大樹を指す


『大樹、アンタが選べ』

ニヤッとした笑顔で、大樹に言う
大樹は驚いた。しかしすぐに笑顔になる


大樹「ありがとう千空!
答えは、もちろん決まっている!!」

『フッ、だろうな。あぁ…絶対そうだろうな…』


と言いながら笑った
大樹は「なッ!?どう言う意味だ千空!?」と聞いた


『ヘッ、言うのが面倒いから言わねぇよ。さ〜て、いくぞデカブツ』


と言い先に歩いて行く


大樹「あぁっ!!待ってくれ千空ーー!!」


そう言いながらも後ろを追う大樹だった


…


楠木(クスノキ)についた貴方達
目の前に大きな楠木
その中に杠の石像が有った


大樹「ついに来たぞ、この時が…。
その水を掛ければ、石化が解けて復活するんだな?」
『ああ、その筈だ』


次の言葉…それは誰も予想ができない発言だった…


『試しに、バラバラの石像にぶっかけたら、ちゃ〜んと死体に戻った』


ゲスイ…と言うより怖い顔でそう言った
『へへへ…』と笑っている中で、大樹は、


大樹「なんと罰当たりな奴だッ!!」


『一応全部ひっ付けてから試したんだけどね…、
でもやっぱ既に死んでる奴は助けてやれない。

尊い犠牲だ、念仏でもあげとけ』


と言うと、大樹は「ナンマンダブ、ナンマンダブ…」と何回か唱えた


『はいもういい。さ〜て、やるぞデカブツ』
大樹「ナンマn…ん？あ、ああ解った！」


そして大樹は少し楠木に登る

貴方が大樹に奇跡の水を渡そうとした時だった


大樹「待て千空!杠は…裸ぁああああ!!」


そう言い貴方が持っていた奇跡の水を拒否した


『うをっ!?っと!!っぶねぇだろ割れたらどおするんだテメェ!!』


少し怒る貴方。大樹は「すすす、すまん!!」と謝った


『んで？何がって…？』
大樹「ゆ、杠を復活させたら…、はは、裸だ!!駄目だぁ!
このまま復活さえてはっ!!」


すごい焦り様としか言えない風景に、貴方は呆れる


『はぁ〜、まった非合理的なバカ言い出しやがった』


頭を抱えるとはこの事だ…

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