検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:137,065 hit

第漆拾捌話 ページ33

炭治郎「馬鹿!どうしてッッ…」
と哀しい顔と怒った顔が混ざり合った顔をしながら問う


『炭治郎、無理しないでください。今の貴方は心も身体も折れています』


そう云った瞬間、炭治郎は何かに気付く

『炭治郎。貴方は素晴らしいです。出来る子です。
だから焦らなくて大丈夫ですよ……』


そう、微笑む。そんな笑顔を見た炭治郎の眼が鋭くなる
炭治郎は貴方を強く抱きしめ、構える


炭治郎「俺は今まで善くやって来!俺は出来る奴だ!
そして今日も!これからもッ!折れていてもッ!

俺が挫ける事は、絶対にないッ!!


今までよりも輝く赤い瞳…、それは本気と云う意味
決して貴方を落とさないよう…強く抱きしめる

必ず守り向く…、


そう云う意味で力強くなったのだろう、


炭治郎「大丈夫だハルミ。必ず俺が守り抜くっ!!」


鬼から眼を離さず、力強くそう放つ。
するとまた始まる鼓。炭治郎は貴方を抱きながら回る


『炭治郎、私のことはッ!!』


痛みを耐えながら貴方を守り抜くなど困難の仕業
しかし、それをやろうとする。
だが流石にそんな事を彼にさせるわけには行かないため、手から離れる

驚く炭治郎だが、別の部屋に落ちる数秒前後。
貴方は咄嗟に電灯に掴む


鼓鬼「クソッ、忌々しいッ。早く稀血を喰わねばならんと云うのにッ」


ポンッ

元に戻った部屋。
ずっと掴んでいた電灯から手を離し、静かに落ちるが


『ウ"ッ』


背中の痛みで暫く動けない


鼓鬼「稀血、稀血…」


少しずつと歩いて来る鬼


炭治郎「ハルミッ、ア"ァッ…!」


『ッ季節の呼吸…、肆ノ型 夏_____ 夏雲奇峰(かうんきほう)


刃から出る雲は鬼を包み、その隙に立ち去る
鼓を叩いた音を聞いた後、貴方は炭治郎の手を取り避ける


炭治郎「ありがとう…ッ」


そして鬼の周りにあった雲が消える
避けてる最中、炭治郎が「君、名前はッ!」と聞く


鼓鬼→響凱(きょうがい)「、響凱…」


と口を動かし、名前を云う


炭治郎「清とハルミ…、いや、稀血は渡さないッ!!俺は折れない!諦めないッ!!」


響凱「小生は、稀血を得て、十二鬼月(・・・・)に戻るのだッ!!!」


響凱の左眼には文字が剥奪されていた。だが、その眼にはばつ印が刻まれている
彼は止まることなく鼓を叩く

もはや眼では置くことが出来ず…
どれ叩いているか解らなく混乱しながら、部屋は左右上下に回る。
その中でも攻撃は次々に来た

第漆拾玖話→←第漆拾漆話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (108 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
298人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , アニメ沿い , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Fukumin(プロフ) - 麗さん» もう、なんと仰ったらいいか…、本当にありがとうございます。教えてくださり、誠に有難うございます (2020年10月6日 10時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 37ページ 善逸と正一がする。 はするではなくいるではないでしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 33ページの 稀血が渡さないッ! ですが、がだと少々可笑しな文章になっていると思います (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 21ページに次男感とありますが長男感ではないでしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 霊夢たん!さん» 有難う御座います! (2020年8月11日 20時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Fukumin | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月10日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。