第47話：ダークネスハートの女王 ページ49
予想していた衝撃はなかなか訪れず、代わりにパラパラと何かが頭上に落ちてくる感覚に目を開いた。
それは軽くて、小さくて、身体に当たってもなんの痛みも感じない。
…これは、
『…トランプ？なん…ぐえっ』
「〜ｯバカ！！このおバカ！！バカチン！！いきなり飛び出してくんなよｯ！お前は魔法が使えねーんだからさァ！！」
「A！？怪我無いか！？」
『デュ、だ、だいじょぶ、だいじょぶだから、エースくるしｯ、ちょ、苦しいって！！』
ギュ〜ｯと身体に巻きついたエースの腕にどんどん力が込められていく。
デュースが此方に手を伸ばしてくれたが、今はそれどころではなかった。
内臓が！！口からまろびでる！！(必死)
「マジ焦ったわ…！」
「おいエース、Aが苦しがってるぞ！それにお、女の子に抱き着くなんて…！」
「不可抗力だろ今のは！お前後ろ下がってて！！」
『ちょ、扱いが雑！！』
締められたと思えば、次にはドンと肩をやや強めに押されて後ろへと追いやられる。
押された肩を摩っていれば、今度は学園長から長めの説教を貰った。
コイツら怒り過ぎじゃね？いいじゃん、人間失敗を踏み台に経験を積んでいくんだからさ。
…別にそういう事じゃない？…あそう。
『…あれ、そう言えば首輪が消えてる！』
「前に言っただろ、俺のユニーク魔法は�狆�しの間だけならどんな要素も上書きする�畛�が出来る。だからリドルの魔法を俺の魔法で上書きした」
「うっそ、そんなんあり！？」
どいつもこいつもチート過ぎではなかろうか。
そんなチート過ぎな魔法によって上書きされたリドル寮長の魔法は、今や何の意味も効果も持たず。
魔法が発動しない事に、寮生の冷たい目に…リドル寮長はまたもやバブちゃんの如く癇癪を起こし始める。
…しかし、今回は�珀鱇��瓩琶夘佞韻蕕譴訥�、可愛いものでは済まなかった。
「ボクは…ボクこそがｯ！！絶対ｯ、絶対ｯ！！正しいんだーーーｯ！！！」
「リドルｯ！！」
＿ボウｯと、赤い炎が彼の右眼に宿った。
姿も禍々しいモノへと風変わりし、そして何より彼の背後に佇むあの大きな影だ。
…ドワーフ鉱山でみたやつとは、また違うタイプのお化け。
その風貌は…ああ、そうか。
あれは＿＿
『…ハートの女王じゃん…』
「ああ、なんてことだ！私が付いていながら生徒をオーバーブロットさせてしまうなんて！」
『あ、オーバーブロットってそういう？？闇堕ち的な？？』
魔法少女かな？？
…んー魔法少女だなこれは。
第48話：リドルVS脳内貞子→←第46話：もうﾏﾁﾞ無理…転寮しょ…
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月次 - あ、画力をですね、すみません、主語抜けちゃってました！ (2021年7月18日 15時) (
レス) id: 34cc41e784 (このIDを非表示/違反報告)
月次 - 絵、上手いですね！俺にも分けていただけませんか？ (2021年7月18日 15時) (レス) id: 34cc41e784 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - しろぎつねさん» ご指摘ありがとうございます！！！完全に丸の位置反対になってますね！！申し訳ないです！！！読んでくださってありがとうございます！！！！監督生ちゃん気に入ってもらえて良かったです！！！ (2021年4月19日 17時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
しろぎつね(プロフ) - 夢主ちゃんの豪快だけどビビリな性格が可愛くて好きです！面白い小説のご投稿ありがとうございます！ ところで50話の「諦めたら試合終了ですよ」のくだり西●先生ではなく安●先生では無いですか？もしわざとでしたら申し訳ありません^^; (2021年4月15日 0時) (レス) id: 46c2545315 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - そこら辺の水道水さん» そんなに推してもらえてほんとに嬉しいですw書いてて良かったー！と思えますねー！！！いつもありがとう！！！もっと輝けるように頑張りたい！！！！頑張りマッスル！！！！ (2021年3月1日 0時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2021年1月19日 0時
