第155話：迷子の極み ページ6
何処だよここ、と思いつつも先へ先へと進んで行く。
どんどん森の奥深くに向かっているのは、きっと気のせいではないだろう。
だって何か昼なのに暗いもん！絶対やべえもん！
そして未だ燕は姿を現さず仕舞いである。
どうせ私が迷った事に気付かず、街の方までそのまま飛んでいったのだろう。くそ、無能め。(ブーメラン)
『ん〜〜任務先、南西って言ってたよな〜、…南西…こっちか南西…』
とりあえず当てずっぽうで方向を定めてみる。所謂勘なのだが…まあ、こっちの方向が例え南西ではなくとも、何処かしらに出るだろう。
知らんけど。…知らんけど！
…え？何で2回言ったのかって？
それはあれだから。途中で自信が持てなくなって保険かけたとかそんなんじゃないから。
逃げ道用意したとかじゃ決して((「ギャァア！！！」
『どぅわ&!@/€#*%^$あ☆ﾟ.*･｡何々何々！？！？』
「おい、こっちだ！！！くそｯ、！」
突如聞こえてきた悲鳴に肩をビクつかせていれば、ガサガサと複数人の気配。
目を凝らしてみれば、木々の間から誰かが必死に走っているのが見えた。
人数は3人。服装的に、あれは…
『…黒子、じゃなかった隠だ！しかもこの声後藤さんじゃね？お〜〜い！』
知り合いに会えた嬉しさもあり、軽やかにスキップしながらやっふ〜〜後藤さ〜〜ん！と叫んでみたり。
オマケにブンブンと手を振ってみる…が、彼等からの反応はなかった。
…いや何で！！！
聞こえてないのか、はたまた無視されているのか。
…いや、後者は絶対違う。違うと思う。違うと思いたい。そうじゃなきゃ泣くから、豆腐メンタルが崩れるから、木っ端微塵になるから！！！(必死)
しかしここでようやく異変に気付く。(遅い)
彼等は何故か短刀を持ち、後ろを気にしながら走っているのだ。まるで、何かに追われているような…、
…まあ、ここまでくればお察し案件だよね。
その何かは言わずもがな＿鬼なのだから。
頭の中で考えが纏まるが否や、私は刀を鞘から抜き彼等を追い掛ける。
鬼の姿を目で捉えれば、酸素を思いっきり肺に取り込んだ。
『彼岸の呼吸＿＿＿弍ノ型・三途ノ川』
ダンｯ！と地面を力強く踏み込み、鬼の首を狙って一直線に飛び込む。幸い鬼は私に気付く事はなかった。
…いや、ほら、気付かれる前に首飛ばしたから。超頑張ったわ誰か褒めて！！
「！き、鬼殺隊士…た、助かりましたありがとう……ってなんだお前かよ！」
『なんだってなんだよぶっとばすぞ！！』
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chiaki0708(プロフ) - 煉獄さぁぁぁぁぁぁーーーん！！！！希望が！！！！！希望の光が見えてきています！！！！！！ (2021年11月8日 3時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - あおいさん» あれ！？カマドウマって居ない地域もあるんですね！？ゴキブリと一緒ですかね！おばあちゃん家によく出没して枕元にいる事がよくあったので毎回悲鳴上げてました。まじきっっっしょいっすよあれ！！実物なんかてらてらしてるんですよ！！アッ要らない説明申し訳ない！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - むーむさん» むーむさん読んでくださってありがとうございます！！！最初はこんな展開にするつもりじゃなかったんですけど我慢なりませんでした！！！！夏目ちゃんが皆様に愛されてて本当に嬉しい限りでございます！！！これからもこの小説をよろしくお願いします！！！ (2020年12月11日 20時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - カマドウマって虫なんですね！調べて画像みてびっくり！きしょい！笑 (2020年12月11日 5時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
むーむ - 良い作品すぎてここまで一気に読みました！まさかの展開に涙が止まりません・・・！夏目ちゃん大好きです！！ (2020年11月21日 7時) (レス) id: 16dc7f8d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2019年10月15日 0時
