季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第壱話

第肆話 ページ6

…


辛く、苦痛の特訓が再び始まった
貴方は体力は段々と着いた為、今度は刃を使って技を覚えよう決意する


[__其之弍 刃に慣れる
直ぐに技を覚えて使おうとしたが、やはりそう簡単には行かない
だからまずは刃に慣れ、そこから少しずつ技を覚える……]

『なるほど…。まずは慣れなきゃね』


そう言い、箱と一緒に出した刃を持ってまたあの山(・・・)へと行った


…


『さて…、まずは慣れなければ、、』


母の形見である刃を握る
しかし、どうも綺麗に握れない


『う〜ん…この持ち方は善(よ)く無いですね、、
こうしたほうが善いのかしら…？』


いろんな握り方を確かめる
…そして


『うん、この握り方ですね…』


自分にとって1番握りやすく、使いやすい。そう思った貴方だった
次は刃を抜くと云う事。しかし、そう簡単では無い…


『んッ…ッ!!ぬ、抜けないッ?!』


そう。少しでも角度が違うと抜けづらくなるのだ…
これが結構困難


『もう少し角度を曲げよう。…クッ！』

…


『こ、これなら…？…。ッ…』


…


『これはッ？…、あれ!?』


…


『これでどうですッ!!』


シュッ……

『や、やっと出来ましたわ!!』


達成感と安心が出てきて、地面に座ってしまう


『それにしても綺麗な刃…』

思わず見惚れてしまうほどの美しさ
何も錆びておらず、美しいまま収まっていた…

すると


プツンッ…


ゴムが切れてしまう
どうすれば善いかと左右を見回す

太陽の光が髪にあたり、緑色が下に連れ黒くなる髪の毛はとても美しい
目も普通の人とは違い、瞳の数は少し多い…


ほぼ全ては貴方の母の遺伝子である。


『髪が少し邪魔ですね。う〜ん…』


と考えているうちに、何かを思いついた


『そうだ…』

そう云い周りを見渡す。貴方は柔らかい枝を探しているのだ…


『これは…』


バキッ


『ん〜…これはどうでしょうか？』


と言う繰り返し。しかし余り時間をかけずに直ぐに見つけた
そして結んだ


『ちょっと違和感があるけど…何とかいけますね!

ふぅ…何とか出来てる。
さて、ここからが本番ってところ…頑張るぞ!!』


眼が真剣になる
その時の、葉がゆらりと落ちる


『…。(この刃で…斬ってみせましょう…)』


貴方はまだまだ未熟
一瞬の隙も出してはいけないと言う難しい事

しかし…

貴方はまだこれからだ…


種が少しずつと成長し始めた…

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