季節の呼吸を持つ少女【鬼滅の刃】第壱話

第肆拾肆話 ページ46

女性は先程小型の男性の方へ行き見に行ったが…


女性「あんたッ！死んでる(・・・・)よ…やっちゃん息してないッ！」
兄男性「なっ…、ッッ！てめぇ！！」


そう云い殴ろうとした…

しかし、先に鬼舞辻の方が早く、
自分より大きい人間を蹴っただけで屋根より少し高く吹っ飛んだ

空中で血を吐き、そして地面に落ち、いとも簡単に殺した

怯える女性に鬼舞辻は近づく
女性の前でしゃがみ込み話した…


『私の顔色は悪く見えるか?』

そして女性の頬を振る


『私の顔は青白いか?』

女性「ぅっ、うっ…」


『病弱に見えるか?』

その時の鬼舞辻の眼は今までにない位、赤く鋭い眼が光る


『長く生きれない様に見えるか?

死にそうに見えるか?

違う違う違う違う…



私は限りなく完璧に近い生物だ』

右手の人差し指を口の前に出す
その人差し指の爪が鋭く変化し、女性の額に埋め込んで血を流し込む


『私に血を大量に与え続けるとどうなると想う？』


女性の肌は段々と青紫色へと変化する
呻き声を上げながら…

『人間の体は変貌(へんぼ)の速度に耐えきれず…




細胞が壊れる…』

女性は変わり果てた……

肌色は紫になり細胞が動く
元の姿とは全く違う、化け物(・・・)へと変化する

溶けた細胞の中、女性は泪を流す
最後の力を振り絞り、伸ばした手の様な物は鬼舞辻に濡れる前に力尽き…、


消えた…。


それも変な匂いと黒い霧をだしながら…

鬼舞辻は立ち上がる
そして手を鳴らした

すると2匹の鬼が一瞬にして現れた…、

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