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第肆参話 ページ45

《鬼舞辻無惨視線》


少女「お父さん来ないの?」
『仕事があるんです。
商談(しょうだん)に行かなければなりません、

さっきの騒ぎも気になります』
女性「あなた…」


と女性は先輩そうに云う

『大丈夫、警官に尋ねるだけですから』


その顔は微笑む
人間と同じように、微笑んでいたのだ…

月彦は2人に「さぁ、乗って」と云い車に乗させた


少女「お父さん、早く帰ってきてね」
『ええ、善い子にしておいで。2人を屋敷まで、行ってくれ』


そう運転手に云い、車は走り出す

車の前照灯(ぜんしょうとう)が光り、走って行く…
月彦…、云わば鬼舞辻無惨は歩いて向かう


そこは路地裏だった…


鬼舞辻が歩いている前では、
街の方へと行く男性2人と女性1人がいた
小型の男性の方と大型の男性は顔が赤くなっており、酔っている


弟男性「兄貴ぃ!もう壱軒行こ!」
女性「やっちゃん、あんた大丈夫かい?」
弟男性「平気平気!俺はまだ酔っ払っ…」


トンッ…

小型の男性の左手が鬼舞辻の服胸元に当たってしまう
弟男性「って、なんだテメェ!」
『…、すみません…』


鬼舞辻は謝りそのまま歩こうとした
しかし、


弟男性「おい待てよ!」


と云われ、肩を掴まれる


『申し訳ないが、急いでおりますので』


その言葉はどこか荒く、苛立ちを感じるように聞こえた…
しかし男性は「あぁ?なんだとぉ!」と返す


弟男性「おいおい、随分善い服着てやがるなぁお前ぇ。
気に入らねぇぜ」


次の言葉…、それは鬼舞辻の機嫌を損ねた…


弟男性「青白い顔(・・・・)しやがってよぉ。今にも死にそう(・・・・・・・)だなぁ!」


『ッ!………』


鬼舞辻の眼は鬼の様になり、そして全身と瞳を小さく震わせる


弟男性「なんとか云えよ、死んじまったか?」


と煽る男性の前に鬼舞辻は左手を少し上げ、軽く殴った

しかしその軽いは鬼の中だけ、人間からではあまりにも強い力であり、
男性は一瞬にして壁に叩きつけられた。

その瞬間嫌な音がその場に響く


弟男性「がはっ!…」


そして地面に座り込む男性
その壁には壁割れ(・・・)()がそこにあった……


鬼舞辻は歩いて向かう
それは…


女性「やっちゃん!」
兄男性「弟に何しやがる!」


大型の男性の前に…。
俯いたまま、何も話さず無言に…。

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作品ジャンル:アニメ
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Fukumin(プロフ) - 麗さん» 本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします…(_ _) (2020年10月6日 10時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 麗さん» 教えてくださり、本当にありがとうございます。因みに41ページは多分、その時の私は「肩」と言う文字を間違えてしまったと思います(汗 (2020年10月6日 10時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 44ページの 炭治郎を怪我していない方の左手首を掴み 貴方を包む とありますが炭治郎をだと不自然な文章になっていると思います (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 41ページの 男性の方をある人が取った とありますが取ったとはどういう意味でしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 20ページの、吹いたとありますが拭いただと思います (2020年10月6日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fukumin | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月24日 11時

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