第廾弐話 ページ24
炭治郎「ッ…」
炭治郎は胸が痛かった
無理して笑っている貴方をみて…
『炭治郎。ちょっと聞きたいことがあるのですが…?』
炭治郎「…?」
『どうして私が傷を負っていることが…?』
炭治郎「あぁ、俺は昔から鼻がいいんだ。だからわかったんだ…」
『そう…』
炭治郎「でも…今まで嗅いだ事のない匂いだった…」
『ぇ…』
驚く貴方に真剣な表情をする炭治郎
炭治郎「なんだろう…。何で例えればいいんだろう」
『…。すごいね…。』
炭治郎「そ、そうかな…?」
と
『ねぇ炭治郎君…。どうして君は「悲し」み、「悔や」んでますか?』
炭治郎「ぇ…。どういうことッ?」
一瞬瞳が小さくなった
炭治郎はまだ貴方の目のことを知らないからだ…
『私の眼は、文字が見えます。こんな眼なのでね……その理由…教えてくれます?』
炭治郎「…はい」
辛い表情をしながらそう云った
炭治郎「俺には妹がいるんだ。
でも、妹は…
鬼になったんだ…
」
『ッ…!』
肩を上げた
炭治郎「理由はわからないんだ。
だから俺は今回の最終選別で鬼に聞きたかったんだ…。
まともに会話できる状態じゃなかった。問答無用で殺しにくる…
ッ、俺は…ッ」
グラッ
『!!』
一気に重くなる。それは炭治郎が倒れそうになったから
限界が来たかもしれない…、そう貴方は悟った
(『まずいッ。このままだと危ないかもしれない…、急がなければッ』)
そう思いながら体勢を戻し歩き続けた
『しっかりして炭治郎君。炭治郎君ッ…炭治郎君。お願いです、しっかりッ』
何としてでも声を掛けなければいけない気がした貴方は、
何度も声をかける
炭治郎「すみ、ません…っ。ハルミ、さんッ…」
『私なら大丈夫ですので、自分のことを考えて…』
炭治郎「すみ、ませんっ…。せめて、道だけはッ云います」
『助かります…』
そして歩き始めた
…
空は暗くなっていた
今の現在地は森の中。そして小さな家…
『ハァ、ハァ…。炭治郎、君…。ここでッ、合ってますっ?』
炭治郎「はい。ハァ、ハァ…本当にすみません…。
すると…
ドンッ!
「『!!』」
誰かがドアを蹴った
ドアはとれて、地面に落ちた
その正体は……
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Fukumin(プロフ) - 麗さん» 本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします…(_ _) (2020年10月6日 10時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin(プロフ) - 麗さん» 教えてくださり、本当にありがとうございます。因みに41ページは多分、その時の私は「肩」と言う文字を間違えてしまったと思います(汗 (2020年10月6日 10時) (レス) id: 10fe8c91db (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 44ページの 炭治郎を怪我していない方の左手首を掴み 貴方を包む とありますが炭治郎をだと不自然な文章になっていると思います (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 41ページの 男性の方をある人が取った とありますが取ったとはどういう意味でしょうか? (2020年10月6日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 20ページの、吹いたとありますが拭いただと思います (2020年10月6日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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