小さいすのーまん２ (ページ10)

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おっさん女子情報ページ10

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渡辺side

宮舘を助けたあと、俺はリビングにいた。

みんなは全員そろってよかったとか言ってっけど

もとはといえばこの大女のせい。

気づきませんでしたで、すまねーぞ？ってことで

一言言ってやろうと思ってここへ来た。

髪の毛を拭きながらリビングへやって来たあいつ。

「おい大女！」

声をかけるも聞こえてないのか

うまそうに冷蔵庫からビールを取り出し飲み始める。

くっそ。俺も飲みてー。

風呂上がりのビールで『うまっ』て

「おっさん過ぎんだろ」

『いやいや、誰も見てないし。
美味しいんだから仕方ない！
……って、え？』

いや、え？

何で今度は聞こえんだよ。まぁいいや、

「おい、そこのおっさん女子。
聞こえてんだろ？」

あ、やっと目があったと思ったら…

ドサッ

へ？倒れた…。はぁー？！

…いいや。面倒だからほっとこう。

また明日来ればいっしょ。

朝、再び来てみたけどまだ寝てんのかよ。

寝顔、寝顔…ちょっと可愛い？

ジーっと見てたら瞼がゆっくりと上がる。

「やべっ。」

慌ててテーブルの脚の影に隠れたけど

何で俺が隠れなきゃいけねーんだよ。

堂々と机の上に立ち、

「やっと起きたか。」

再び俺を見た女は叫び出して思わず耳を塞ぐ。

やっぱりうるさい女嫌い。