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自分から黒靄に入った私はその直後に思いっきり鳩尾に一発くらい意識を失っていたらしい。目を覚ますと爆豪君はおらず、手と足を手を覆う手枷と足枷、全身には呪布が巻かれており、コンクリートの壁に縛り付けられていた。
呪布の効果なのかまったく力が入らず、術式も使えそうにない。何日立ったのかは分からないが、薬などを使われた形跡はないので経っていても1.2日だと思う。
真人「あっよかった起きたんだね！死んじゃったかと心配したんだよ？無限で殴れないはずだと思ったのに殴れちゃったからさ！！」
『...真人。ここはどこ。』
目の前にいきなり来た真人。ケタケタと笑うその姿はこいつは呪霊だと思い出させる。
真人「ここはあいつらのアジトだってさ。場所は秘密にしとけって言われたから黙っとくね！」
じゃあさっそくだけど...と真人が扉の方を振り返る。ドクンと全身の循環が早くなるのが分かる。冷汗がブワッと噴出したような、喉がひゅっと狭くなったような。よく知っている気配が近づいてくる。
カツン
嘘だ。
カツン
そんな訳ない。
カツン
だって貴方は＿＿＿＿。
(ガチャ)
「おや、やあ。久しぶりだね。A。」
『＿＿＿＿＿＿＿傑君....？』
お兄ちゃんの同級生で私の体術の師匠。いつも一緒に遊んでくれて優しかった。三年生の時に呪詛師になってもひそかに私に会いに来てくれてた。でも去年の12月24日。百鬼夜行の際にお兄ちゃんが私の目の前で止めを刺した。
傑君。
頭がぐるぐると回る。なんでだろう。傑君は確かにあの時死んだ。それは私もこの目で見たこと。吐きそう。真人は私の呪布を外す。六眼で見ても間違いなく夏油傑だと判定する。でも私は傑君ではないと警鐘を鳴らす。
『.....あなた誰。』
「酷いなぁ。今Aも言ったじゃないか。夏油傑だよ。」
『....。確かに六眼は貴方の事を夏油傑だってしてる。けど私の体は拒否反応が出るほどあなたは傑君じゃないって言ってる。貴方は、誰。』
声が震えるのが自分でわかる。
夏油「なんで分かるんだよキッショ。」
顔、いや体そのものは傑君のものだ。いったいどんな術式なのか。死者を冒涜してそんなに楽しいか。いろんな感情がこみ上げる。どろり。
夏油「ね。こっち側に来ないかい？」
『は？』
真人は傑君の横に立ちこちらを楽しそうににやにやと見ている。
『断ります。』
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む - 楽しく読ませて頂いてましたが付き合うキャラが出てくるのなら表記した方がよいのではと思いコメント失礼致します。続きも頑張ってください。 (2021年11月6日 3時) (
レス) @page30 id: 58d28af279 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - Part3完結おめでとう!!!Part4になってもついていきます！！！頑張ってください!!!! (2021年10月22日 21時) (レス) @page42 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒｕ - えっ六眼って五条悟がいるからうまれないんじゃなかったっけ17巻に書いてあったけど違うのかな？はなな様すみません決してアンチコメントでは、ありません。更新頑張って下さい (2021年10月17日 14時) (レス) id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - 更新あざーす！！待って?かっちゃん本音可愛すぎ。 (2021年10月15日 6時) (レス) @page40 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - 更新ありがとうございまーす!!!!しょうとぉぉぉぉぉ。よく言ったな。ツンデレマンが。後、真衣さん可愛くね？三輪ちゃんも動きを想像できた。(？) (2021年10月12日 6時) (レス) @page38 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2021年9月24日 16時
