106 ページ27
それから一週間、皆は仮免に向けて必殺技の練習に励んでいた。私は別にヒーローになるわけではないので今回の仮免は受けないことになっている。そんなものなくても既に戦えるから。
勝己には無限をサンドバック状態にされたので何回かやり返して乱闘になり相澤先生に怒られたのはきっと、いや絶対私は悪くない。
授業のヒーロー基礎学の時間は皆の相手をする。
『緑谷君のシュートスタイルいいね。』
緑谷「うん！！飯田君に足の使い方教えてもらってなんとかね！」
『でも、軸足からの切り替えがもう少しはやといいかな。軸足が使えなくなっても両利きだと便利だよ。』
緑谷「そうか...パンチはもう癖がついてるけど始めたばかりのシュートスタイルなら同じ割合で練習すればなんとかくせがつく前に.....ブツブツ....」
緑谷君のブツブツや
上鳴「うぇい...。」
『うーん、ポインターつけて狙いを定めるのはいいとして、中々軌道がうまくとんでないね。先生、もっと移動速度をあげて、10回中7回は当たるまで続けてください。』
上鳴「ひうぇくうぇい？(ひどくない？)」
上鳴君のウェイ顔。
轟「っ！！くっそ！！」
『ほれほれ〜、詰めがまだまだ甘いよ〜。特に氷結出した後の動きがまだ硬いね〜！！』
轟「まだだ！！」
『そしたら今度はこっちも！！』
焦凍君の相手をしたりと少しでも皆の力になれる様に走り回った。
夜には任務が入り寮からこっそり抜けることもしばしばある。相澤先生には寮を出るときは声をかけて出ているので大丈夫。
そして仮免試験前日の夜、この日は珍しく任務が入っておらず久しぶりにゆっくりできる日だった。約束の高専一年生の皆との電話をロビーの端っこでしていた。皆は自分の部屋で休んでおり自分の部屋ではなくロビーの方が邪魔にならないかなと思って来ていた。
『え、三人で任務行ったの！いいなぁ、私も行きたかったぁ！』
野薔薇「仕方ないでしょ！！あんた静岡だしこっちは埼玉だから無理でしょ！！」
虎杖「まあでもそっちも寮だろ？帰ってくるの厳しくなるな...。」
『え、悠仁。恵が寂しいって？？明日にでも帰ろうか？』
伏黒「あ？俺じゃねえ。」
誰もいないとはいえ声を控えめに話す。ふと人の気配を感じてそっちを見ると焦凍君が遅めのお風呂上がりでタオルを肩にかけてこちらに歩いてきていた。
『あ、そろそろこっちも寝るね、うん。また帰る時連絡＿＿＿＿』
轟「...A。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
む - 楽しく読ませて頂いてましたが付き合うキャラが出てくるのなら表記した方がよいのではと思いコメント失礼致します。続きも頑張ってください。 (2021年11月6日 3時) (
レス) @page30 id: 58d28af279 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - Part3完結おめでとう!!!Part4になってもついていきます！！！頑張ってください!!!! (2021年10月22日 21時) (レス) @page42 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒｕ - えっ六眼って五条悟がいるからうまれないんじゃなかったっけ17巻に書いてあったけど違うのかな？はなな様すみません決してアンチコメントでは、ありません。更新頑張って下さい (2021年10月17日 14時) (レス) id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - 更新あざーす！！待って?かっちゃん本音可愛すぎ。 (2021年10月15日 6時) (レス) @page40 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - 更新ありがとうございまーす!!!!しょうとぉぉぉぉぉ。よく言ったな。ツンデレマンが。後、真衣さん可愛くね？三輪ちゃんも動きを想像できた。(？) (2021年10月12日 6時) (レス) @page38 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなな | 作成日時：2021年9月24日 16時
