7。モブの小学校初日 ページ9
小学校に入学して、次の日。
自分のクラス＿1年1組はにぎわっていた。
皆、"個性"の話をしていた。
先生がいないのをいいことに、"個性"を発動させているやんちゃぼうずもいた。
自分は、教室の廊下側の一番後ろの席で、座って本を読んでいた。
地味度を上げるために買ってもらった伊達メガネも役に立っているのかいないのかわからないが、自分は誰にも構われずにただただ本を読んでいた。
自分から望んどいてなんだが、正直悲しい。
1人くらい、友達欲しいや…。と思いながら本を見ていると、横の席の会話が耳に入った。
「ねえ！おまえの"こせー"はなんなの？！」
「…えっと…、せんのう……」
「せんのー？？せんのーって？」
「ひ、ひとを…あやつる…みたいな…」
そう言った瞬間、周りが一瞬しんと静まり返った。
そして、
「なに、それ…こ、こわっ！！」
「わたしあやつられちゃうの…？！」
「いやだ〜こわいよ〜」
「ゔぃらんみたいじゃん！」
言葉のナイフが降り注ぐ。
「う、あ…ごめ、なさ…」
泣きそうになる少年。
ひどい。なんてことを言うんだろう。小1だからって許されるものか。
特に最後の、『敵みたいじゃん』。
最低だ。
自分は無意識に机をダンッ！！と叩いていた。
それはもう、机が壊れるのではないかというくらい強く。
また静まり返る教室。全員がこちらを見ている。
怪訝な目で見ているやつもいたが、気にもならない。
「…さいってーだな、あんたら」
幼い子は、時に残酷だ。無意識に人を傷つける。そして自分の言葉で誰かが傷ついていることに、気づかない。
「あんたら、ヒーローになりたいとか、思ってる？思ってんならはんせーしな。いまのあんたらじゃ、ぜっったいにヒーローになんか、なれねーから。
この子を見ろよ。おまえらのことばできずついてんだよ。わかるか？おまえらがなりてーのは人をたすけるもんだろ。たすけるしごとしたいやつらが、人きずつけてなにがヒーローだよ。わらわせんな」
そこまで言って気がついた。
…自分も言いすぎたかもしれない…。自分の言葉で傷ついている人がいるかもしれない。そんなの、意味ない。
「…とまあ、ようするにだな、人をきずつけんなってこと。そんで、きずつけたらあやまれ。
じぶんもいいいすぎた。ごめん」
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
