37。モブとゲーム ページ39
「悪い！！話長かったよな？！」
「大丈夫だ、切ちゃんは充分可愛いよ」
「いやなんの話？！
…えーと、そろそろゲームやるか！」
「頑張ってくれたまえ」
「いや天ちゃんもやろうな？！まあ、まずは俺が手本みせるな」
「頼む」
そう言って切ちゃんはちょうどそばにあったイスに腰を下ろして、ゲームを起動し、カチャカチャといじり始めた。
自分は隣に座り、それを横から見ている。
しばらくして、ゲームのオープニングが流れた時の切ちゃんのテンションがやばかった。
そしてそれを見ていた自分はあることに気づく。
(あれ？これエンデヴァーさんでね？)
オープニングが流れ終えると、上の方の画面にたくさんのヒーローが映し出された。エンデヴァーさんはオールマイトの隣にでかでかと佇んでいる。
「切ちゃん、この人って？」
エンデヴァーさんを指差し、切ちゃんにきいてみる。
「え、知らねーの？！エンデヴァーだよ！No.2ヒーロー！」
「ふーん…………
…は？！」
(No.2？！まじで？！え？！まじで？！)
なんということだろう。エンデヴァーさんはNo.2ヒーローだったのか。
自分はそんなんこと全く知らずに接していた。…今更ながら、失礼だったな、と思った。
「…天ちゃんて、ヒーローあんまし興味ない感じ？」
「…ヒーローという仕事自体には興味はあるんだが…。人物にはあまり詳しくないな…、すまん」
「そっか…！んじゃ、これ見てちっとは覚えれればいいな！」
「いい子すぎる」
「お、おう、さんきゅ」
そんなことを話したり、説明をきいたり、実際に操作させてもらったりして、切ちゃんと楽しく遊んでいた。
かなりの時間遊んでいたが、自分に迎えが来たので切ちゃんと別れることになった。
「じゃあ、またいつか会えたら遊ぼうな！」
「おー。それまでにもうちょいヒーローのこと調べとくわー」
「おう、頑張れ！」
そう言って別れを告げ、母の後ろについて歩き出す。
すると、
「天ちゃん！」
切ちゃんが叫ぶ。
自分は振り返り、少し彼の方に近づく。
「最後に、一個だけいいか？
天ちゃん、好きなヒーロー、いる？」
唐突で少し驚いたが、いると答える。
「え、だれだれ？」
自分はニッと笑って彼に背を向けて言った。
「君は知らない、ヒーローの、ヒーローさ」
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
