参 ページ3
そこには藤千代が見たこともないような鮮やかな柄の着物がたくさんあった。
「身丈は大丈夫よね。じゃあ、この中から好きなお着物選んでいいわよ」
「そ、そんな...！！」
とは言いつつも、藤千代の目はきらきらと輝いていた。
「ど、どれにしようかな...」
朝顔の刺繍が入ったもの、落ち着いた藍染のもの＿＿色とりどりの着物を、しなやかな指でそっとかき分けていく。
その指が、濃い紫１色の生地の前で止まる。
「これは＿＿」
「忍び装束よ。それだけはダメ」
�霎藺紊�笑みを浮かべながら口を尖らせる。
「しのび......って、く、くのいちなんですか！？」
「しっ。声が大きいわ」
「ご、ごめんなさい......」
自分がくのいちとして奔走していることは、両親にも、近所の人にも知られていないことだから、決して口外しないようにね、と�霎藺紊肋亟蕕播�を刺した。
「これ...綺麗だなあ...」
「いいじゃない、絶対似合うわ！」
いくらか時間が過ぎた時、藤千代の手に取った着物を見て、�霎藺紊和腓�くうなずいた。障子の奥に映る闇は、だんだんと明るさを増してきている。
藤千代はそれまで着ていた麻袋のような服を脱ぎ、その淡い浅葱色の着物を�霎藺紊肪緝佞韻討發蕕Α�もちろん、藤の帯留めも。
「私はお店の手伝いがあるから表に出るけれど、藤千代はここで休んでて。疲れたでしょう」
「あ、ありがとうございます...」
「あと！」
�霎藺紊録雄垢兄悗鯲�てて言う。
「ここでは、言葉の最後にですだのますだの付けなくてもいいんだからね」
その言葉遣いするのは遊女ぐらいよ、と補足すると、藤千代は「わ、分かった」と身震いしながら答えた。
おやつ時を過ぎれば、団子屋の客も一旦落ち着く。
�霎藺紊詫縞�からの客に出す団子の仕込みをしている父に声をかけてから休憩に入った。
ふう、と一息つき、くるりと踵を返して店の裏に入る。
＿＿�霎藺紊蓮∧寰舛閉�の団子屋に生まれた。
年頃になり、実家の団子屋の手伝いを始めると、“団子屋の看板娘”として常連客にも親しまれる存在となった。
その愛嬌が癖になり、�霎藺紊鵬颪Δ燭瓩肪鳥劼鮨�べに来ているという人も多かった。
まさかそんな彼女が忍者西党のくのいちであるなど、誰も予想だにしないだろう。
忍びの世界に引き入れられてから２年が経つことに�霎藺紊篭蜘海掘△修譴�ら、当時を思い出して赤面した。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキージャニスト
�霎藺�
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そうた(プロフ) - ほんとですか！？�霎藺紊舛磴鵝蝶擇靴澆任后�また読ませていただきます！！ (2018年5月31日 7時) (
レス) id: 36c5694577 (このIDを非表示/違反報告)
伊予森(プロフ) - そうたさん» キャラ崩壊してしまってたらどうしようとヒヤヒヤしてたのでほっとしました...！ 予定では次は�霎藺絅瓮ぅ鵑砲靴茲Δ�なと思ってるので楽しみにしていただけたら嬉しいです！(o^^o) (2018年5月30日 22時) (レス) id: 0281bd021f (このIDを非表示/違反報告)
そうた(プロフ) - いえいえ！ほんとに�霎藺紂�藤千代コンビ好きなのですっごい良かったです (2018年5月30日 21時) (レス) id: 36c5694577 (このIDを非表示/違反報告)
伊予森(プロフ) - そうたさん» 読んでくださったんですね！ありがとうございます＞＜ (2018年5月30日 7時) (レス) id: 0281bd021f (このIDを非表示/違反報告)
そうた(プロフ) - こっちも面白かったです！ (2018年5月29日 23時) (レス) id: 36c5694577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊予森 | 作成日時：2018年5月20日 15時
