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出来上がった薬を奪い取ったローはそのままの勢いで口の中に流し込み、盛大に咳き込んだ。
『何やってんだお前』
コラソンが差し出した水で喉を洗い流しローは蜂蜜色の瞳にたっぷり涙を溜めクラゲを睨み上げた。
『…奴 隷とかなんとか、どうでもいい』
満月に自分の姿を見た。
突然のことに目を丸くし、ぽかんと開いた口が何とも間抜けで慌てて口元を隠した。
『俺はクラゲが作ったものだから飲むんだ。
お前が、俺のために作ったものだから信じるんだからな！』
何て返したらいい。
ぼくはそんなに信用されるような人間じゃない。
薬を作ったのだってローの為と言いながら役に立つのだと証明したかっただけ。捨てていいと言ったくせに置いていかれないように保険をかけたかったんだ。
『なんで何も言わねえんだよ』
つんと口を尖らせ不満を隠しもしない姿がライムジュースと似ている。
ウタに何かをあげた時、ウタが喜ぶ姿に皆んな喜んでくれたのに彼だけはいつもこんな顔をしていた。
『あんまり困らせてやるなよ、ロー。
クラゲ、俺たちはお前を奴 隷だなんて思っちゃいねえ。一緒に旅してる仲間だ。
今まではそうだったかもしれないが、俺たちにとってクラゲは仲間だよ』
仲間という言葉の意味は知ってる。
そう呼ばれたことがないわけではない。
ただ、コラソンの色も表情からもそういう役を命じられていると思えるほど今の自分は無知ではなくなっていた。
［わかった］
『よし！じゃあ今後自分のことを奴 隷とか言うなよ』
髪がぐちゃぐちゃになるのも構わず撫で回す大きな手が懐かしく感じる。
ああ、そうか、ヤソップに似てるんだ。
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トト(プロフ) - 早桃さん» ああ、そんな、恐れ多いです！ありがとうございます！のんびり楽しんでいってくださると嬉しいです。頑張ります！ (2023年3月17日 17時) (
レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - え､､､？めちゃくちゃ最高な作品じゃないですか？？ありがとうございます！もう面白すぎて一気に読んじゃいました！これからも無理せず更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年3月16日 22時) (レス) @page14 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 名無しの権兵衛さん» うわー！いつもありがとうございます！いつものごとく見切り発車ですが頑張ります！ (2023年2月19日 9時) (レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - やったーーーーー！！！！続編だーーー！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2023年2月19日 6時) (レス) @page2 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トト | 作成日時：2023年2月18日 19時
